暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

アムステルダムの町なかで野兎が?

2017年04月28日 21時32分53秒 | 日常

 

 

2017年 4月 28日 (金)

昨日はオランダの国王の誕生日でみな酔っぱらい翌朝も休暇をとって長い週末にする人間が多いのかアムステルダムの住宅地区にあるオランダ癌研AVLに向かうべく電車の駅から歩いていても10時前だというのに人影は見えない。 約束の時間まで大分まだ余裕があることと空に陽がみえて出来るだけこういう日には歩くようにしていることから駅から1.5kmぐらいなら散歩がてらに辺りを眺めながらのんびりと歩く。

広場があって幼稚園もあるようなところに熊が枕をもって立っている大きな像があるのでそれを撮ろうと緑地に入ったら何やら蠢くものが見えた。 ぴょぴょこ跳んで移動するウサギだ。 茶色と黒の二羽だ。 こんなアパートが連なる様な町の中でウサギだとは驚きだ。 町はずれの産業地区などでは時々見ることはあっても町なかでは他に行くところもなく繁殖もできずそのうち餓死するのではないかとも思うけれど生き物の力というものがあるのだろうか。 それとも近所の人々が屑野菜をもってきて食べさせるのかもしれない。 別段ウサギ小屋も見えないからこの小さな遊び場の緑地にいるのかと周りを見回しているとこんもり盛り上がった丘の斜面に穴が掘られていてその奥が住処になっているのだろう。 それにしても子供たちが群れて遊ぶところなのだからこんな穴も周知のことで近所の犬たちも鼻を利かせて見つけないわけもなく甚だ頼りない住処ではある。 

見ているともう一羽茶色のがいてそれぞれ付かず離れず動き回っている。 後ろ脚が長ければ野兎なのだがこれは普通のものだから野兎ではなくイエウサギだからこれは誰かがここに放したものなのだろうか。 


アムステルダムの癌研で胃カメラを飲んだ

2017年04月28日 17時10分26秒 | 健康

 

2017年 4月 28日 (金)

オランダの癌研AVLに出かけて手術前の胃カメラ検査をした。 検査の30分ほど前に準備室に呼ばれベッドに落ち着き心臓計測機から出たいろいろな電極をからだに張り付けられ、同時に何かの注射を二つぐらいされ40分ほどベッドで待たされた。 6つほどベッドのあるその部屋には他に4人ほどがいて2人は見るからに悪そうだった。 人の話を聴くのも嫌だし微かな呻き声も気になるのでアイパッドの音楽を聴きながら読みかけの小説のページを捲った。 そのうち呼ばれてベッドのまま胃カメラ室に運び込まれた。 そこではいつものようにいくつもの質問に答え、最後に麻酔が要るか聞かれたので要らないと言った。 前回1月10日の時も何の問題もなく胃カメラの画像を楽しんだので今回も見られるのかと尋ねると残念ながら女医の後ろにモニターがあって邪魔になり、女医たちには各自モニターが自分が横向きに寝た後ろ側にあるのでそれは当然自分には見えない。 患者がモニターを見ることなど期待されてはいないのだ。 スプレーで喉の局部麻酔をされプラスチックの穴の開いたマウスピースを嵌められその中に長い管の先についたカメラが押し込まれて検査が始まる。 前回で慣れているので何の問題もないので女医、看護婦たちも拒否反応がないのに驚いていた。 なるほど吐き気のようなものはあるけれど昨夜の10時から飲まず食わずであるから胃の中に何もなく、吐き気はあっても何も出てこないのだし出来るだけ力を抜くようにしているので体の反応も薄い。 結局カメラで胃の中を眺めまわしただけで細い管を差し入れて胃のサンプルをちぎり取ることもしないまますんなりと検査は10分ほどで済んだ。

カメラの像が見えなかったので何か見せてくれと頼むとスナップショットがデスクのモニターに出ていたのでそれを見せてもらいながら簡単な説明を受けた。 腰につけたカメラで一枚その像を撮った。 指示では胃の上部に癌の転移やその兆候がありそうだったらその部分とその周囲のサンプルを摘まみ切るという事だったのだが胃の上部はきれいなもので癌の兆候も転移も見られないので切り取ることもなかったこと、下部の癌はそのままで多く広がることもなくそこに予想通りにあるのは抗癌剤が効いているという事、穴があってそこから外に出た細胞が転移し腹膜に組織があるのは前の他の検査で明らかでありそれ以上は胃カメラの検査ではわからないこと、それ以上は担当癌専門医の領域であるので自分はそこまでしか述べられないこと、これらのデーターは動画も含めて担当医に送られ5月3日に説明があるはずであること、などが画像を眺めながら手短に説明された。 普通は検査だけでこういう説明はしないことになっているのだけれどあなたが模範患者で好奇心が強く普通なら疲れて回復室に向かうのに元気で誰もこんな風に訊かないのにと笑いながら説明してくれた。 それにしても若い癌研の女医たちの美形なことには密かに驚く。  そういう意味では若い男の医者もイケメンが多いことは確かだ。 

細かいことは担当医から説明があるけれど胃の上部30%ぐらいは残るのではないかとその女医から聞いて喜んだ。 病気でなければシャンペンを開けたい気分だ。