2013年に出した第二歌集『白へ』を読みたいと言ってくださる人がいて、きょうは大阪中崎町の葉ね文庫さんへ届けに行きました。
短歌ユニットとととのメンバー白石瑞紀さんの『みづのゆくへと緩慢な火』と、永田愛さんの『アイのオト』と3冊揃えたい、そうで。ありがたいことです。
昨年はなかなか行くチャンスがなくて、一昨年以来。預けていた分もないということで、予約の1冊プラス3冊。(歌とサイン入り!)
廊下から葉ね文庫さんのなかを覗くと、男性が3人と店主の池上さんが仲良くお話しているところでした。
歌会かなにかかな、と思ったけれど、普通に話していたみたい。椅子の並びが一列だったので、そんなふうに思ったのかも。葉ね文庫は以前とは雰囲気が違っていて、前は横に広がる空間でひとめで全体が見渡せてリビングのような感じだったのが、今回は本棚が2つ中央に配置されていて縦に区切られているイメージ。研究室のような。
でも、本棚のあいだでひとりでじっくり読んだりもできるので、この配置もなかなかいい感じ。
壁にはクロッキー画家の古井フラさんの絵と詩人の櫻井周太さんの詩のコラボの展示がされていました。詩も絵もよくて、じいっと見ていたら、さっきからおられた人が古井さんと櫻井さんだったようで。古井さんが声をかけてきてくださいました。絵について話したり、出されていた冊子をみせてもらったり。置いてあった櫻井さんの第一詩集を座って読んだり。なんだか新しいいいものに出会って嬉しい。
池上さんとも少しお話をして、気が付いたら1時間半も葉ね文庫にいたのでした。やっぱり居心地がいいなぁ。
それで、白石・永田歌集2冊の写真を撮って、ふたりに送りました。
最寄り駅から葉ね文庫まで1時間15分。思ったよりすぐで、今年はふらりとまた行こうと思いました。