ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

葉ね文庫

2019-01-12 21:39:05 | 日記

 2013年に出した第二歌集『白へ』を読みたいと言ってくださる人がいて、きょうは大阪中崎町の葉ね文庫さんへ届けに行きました。

 

 短歌ユニットとととのメンバー白石瑞紀さんの『みづのゆくへと緩慢な火』と、永田愛さんの『アイのオト』と3冊揃えたい、そうで。ありがたいことです。

 

 昨年はなかなか行くチャンスがなくて、一昨年以来。預けていた分もないということで、予約の1冊プラス3冊。(歌とサイン入り!)

 

 廊下から葉ね文庫さんのなかを覗くと、男性が3人と店主の池上さんが仲良くお話しているところでした。

 

 歌会かなにかかな、と思ったけれど、普通に話していたみたい。椅子の並びが一列だったので、そんなふうに思ったのかも。葉ね文庫は以前とは雰囲気が違っていて、前は横に広がる空間でひとめで全体が見渡せてリビングのような感じだったのが、今回は本棚が2つ中央に配置されていて縦に区切られているイメージ。研究室のような。

 

 でも、本棚のあいだでひとりでじっくり読んだりもできるので、この配置もなかなかいい感じ。

 

 壁にはクロッキー画家の古井フラさんの絵と詩人の櫻井周太さんの詩のコラボの展示がされていました。詩も絵もよくて、じいっと見ていたら、さっきからおられた人が古井さんと櫻井さんだったようで。古井さんが声をかけてきてくださいました。絵について話したり、出されていた冊子をみせてもらったり。置いてあった櫻井さんの第一詩集を座って読んだり。なんだか新しいいいものに出会って嬉しい。

 

 池上さんとも少しお話をして、気が付いたら1時間半も葉ね文庫にいたのでした。やっぱり居心地がいいなぁ。

 

 それで、白石・永田歌集2冊の写真を撮って、ふたりに送りました。

 

 最寄り駅から葉ね文庫まで1時間15分。思ったよりすぐで、今年はふらりとまた行こうと思いました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イコマ製菓レインボーラムネ

2019-01-11 21:59:24 | 日記

 1月からうちの課にやってきたMさんはご実家が生駒だそうで。

 

 きのう、お疲れ気味だったのでチョコをあげて「ブレイクしてくださいね」といったら、今朝、いきなり「これ、どうぞ。生駒のラムネです」といって、鈴みたいな形のかわいいパステルカラーのラムネをくれた。

 

 ひとつつまんで口にいれると、ぱあっと広がって、普通のラムネより硬くて存在感がある。ゆっくり口のなかで溶けていく感じ。おいしい!

 

 グルメのSさんはさすがにこのラムネのことを知っていて、「イコマ製菓のラムネって有名やで。並んで買いに行ったことがある」という。

 

 そんなに有名なんですか。

 

 Mさん「お店にいってもない場合が多くて、いくたびにないんですかってきいてたら、そのうちに店内に<店頭にない場合はないのできかないでください>という意味の貼り紙がされたんですよ」

 

 へえ、おもしろいな。そんなに人気なんだ。

 

 Sさんが休憩室のテーブルにラムネの袋をおいて、「Mさんからです自由に食べてください」というメッセージをつけたらすぐになくなった。おいしいので私も3回くらい休憩室に(用事もないのに)行って、口にひとつ入れては幸せを味わっていた・・・

 

 写真、撮ればよかったんだけど、食べるのに夢中で。

 

 さっき調べてみたら、奈良の資料館にもあるみたい。覚えておいてぜひ買って帰りたい。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミミ

2019-01-10 20:32:51 | 日記

 きょうの写真は今朝の空。7時に外へ出たときの空。東の空が桃色というかモーヴ色で、ぱあっと胸まで照らされるよう。世界は美しいなぁ。

 

 このあいだ、花山周子さんの『林立』を読んでいたらこんな歌があった。

 

 ・ときどきは覚えさせんと意識して〈みみ〉と呼びたれど〈みみ〉にはならず   

 

 飼っていたうさぎが死んでしまったときの歌。ああ、このうさぎも周子さんらしいなぁと思った。「意識して」呼ぶのも周子さんらしいけど。

 

 そして、古い古い記憶がまた蘇って来た。

 

 高2のクラスは男女みんなが仲がよくて1泊で泳ぎにいったり、花火をしたり、楽しい一年だった。そのなかの男子バレー部のがんちゃんはクラスの中心的存在で、イベントを思いついたりしたらすぐに放課後に集まってがんちゃんたちと長く話し込んだりしていた。なんのときだったか、がんちゃんの家まで行ったことがある。家のなかの記憶がないので、たぶん玄関先で待っていたのだと思う。

 

 ドアの前に茶色い、どうみても雑種のちょっとうわめづかいの犬が繋がれていた。

 

 私「犬、飼ってるんやね」

 が「おお」

 私「なんていう名前?」

 が「ミミ」

 私「へえ、かわいい名前。ミミ、ミミ」とはじめて会った犬に呼び掛けた。

 が「ミミって漢字の耳やで」

 私「え??」

 が「耳が垂れてるやろ、ほんで耳っていうねん」

 

 私はびっくりして呼びなおす。

 

 私「耳」

 

 確かに逆三角形に折り曲げられた耳がさびしげに垂れている。耳、かあ、名前。関西では「耳」の発音が「ミミ」と同じだから、余計に可笑しい。ほんの少し前に呼んだ「ミミ」とおんなじ発音なのに、「耳」と「意識して」呼ぶと、その犬はもう「耳」なのだった。

 

 4月に同窓会があるという連絡が来た。がんちゃんが来ていたら、「耳」の話をしてみようかな。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お姫さんみたいな雑巾がけ

2019-01-09 20:38:59 | 日記

 毎朝、同僚のYさんと早めに出社して掃除をしている。次長が掃除機をかけ、Yさんと私が全員のデスクと会長室、会議室、応対室の机を拭く。

 

 きょうはことのほか寒い朝。バケツにはお湯が汲んであるのだけど、なんとなくじゃぶじゃぶとは雑巾が洗えない。動作もゆるゆるとなる。

 

 そんなとき、思い出すのは母の「また、そんなふわぁふわぁとお姫さんみたいな雑巾がけして。力を入れて拭きなさい!」という声。

 

 もともとそんなにきびきびと掃除をするタイプではない。たぶんイヤイヤ手伝っていたのだろう。

 

 会議室の机を拭きながら、こんなお姫さんみたいな雑巾がけをしていたら母が叱るだろうな、と思い、ちょっと笑う。

 

 だって、お姫さんって雑巾がけなんてしないんじゃないの。

 

 雑巾がけするお姫さんって、シンデレラとかいまでは思うけど、子供のころの母のニュアンスの「お姫さん」は日本の着物をきてお城に住んでいる姫だった。(しかもシンデレラは普段は姫ではない)

 

 あの、母の呆れたような罵倒するような、「お姫さんみたいな」というセリフ。もう何十年も聞いていないのに覚えているものだな。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山城新春歌会

2019-01-08 21:13:41 | 日記

 きょうは山城歌会でした。毎年、1月は会館にお弁当を頼んで12時から食事、13時から歌会という流れなのですが、今年は会館がとれなかったということで、お料理屋さんで食事をとり、そのあと部屋をそのまま使わせてもらって歌会をすることになりました。

 

 参加者は10名。現在のメンバーは全員で13名なので、高出席率です。新しい方も去年から増えて、また少し雰囲気が変わって明るい感じです。

 

 お食事は新春らしいお弁当。お吸い物とムースのデザートつき。

 

 毎年1月には昨年歌集を出した人や受賞者、全国大会入選者があればお祝いすることになっていて、Tさんが歌文集を出されたこと、私が全国大会で山下賞をいただいたことの報告があってお祝い。それから春の吟行会の相談。紅葉の宇治植物園が人気だったので、また春も行きたいということになり、すぐに決まりました。

 

 1月はゆっくりめでひとり1首ずつなので、ゆったりと時間をとって進めます。新年らしい晴れやかな歌や、ひやややかな朝のはじまりの歌が並びましたが、中にはラジオの冬休み子供科学電話相談を題材にしたり、椿の葉に灯る雨粒や、雨の街を見下ろす歌、ちいさな靴の歌などもあってさまざまでした。

 

 木枝泰子さんのご主人からいただいた手作りの歌の冊子を人数分コピーしていき、最後の時間を利用して、一首ずつみんなで順番に朗詠していきました。耳から入って来ると、じんと胸のまんなかまで沁みとおってくるようで、温かで豊かな時間になりました。

 

 今年も一年、みなさんがんばりましょう。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする