来週はあなたを読む会。
毎月２０日が提出の締め切りです。塔の月詠の締め切りと同じだったら間違えない、ということでその日に決めました。
きのう、帰宅して、短歌作品も文章も一文字も書けていない状態でした。
とりあえず、修行から帰って来た夫の夕ご飯を作って、そこから集中して書きました。
今回はエッセイというか、最近起こった出来事と考えたこと。４０００字。 書き始めてから終わるまで１時間くらい。
１度見直して、整えてから送信しました。
読む方は大変かもしれないけれど、書いてすっきり。書きながら、ああ、こんなふうに思っていたんだな、ということを知っていく。自分のなかに降りていく。
書く、ということがあってよかったと思いました。そして、それを読んでもらえる人たちがいることをありがたいと思います。
熱いお湯につかったような、すがすがしさ。 書くことがやっぱり好きなんだなぁ、と再確認しました。
私が使っているパソコンデスクは、リビングの南西のすみっこで、西側に少し広い窓、南側には縦長の嵌め込み窓があります。
その嵌め込み窓からは、あおあおとした蜜柑の木の影が映ったり、夜はヤモリが貼りついたりします。
手足のちいさな五本ずつの指。いっぱいにひろげて、貼りつく姿がかわいいので、じいっと様子をみたりしています。
夫婦なのか、ときどき二匹でいるときもあって、きょうはふたりで食事ですか、といろいろ思います。
いつもお腹しかみえないので、同じヤモリなのかどうか、全員で（？）何匹いるのかもわかりません。
おととい、あ、ヤモリがきている、と思ったら、しっぽがかなり短くなっていました。 なんか怖い思いをしたの？ しっぽを切ってにげるような。
今晩も、その子は貼りついています。 しっぽが短いので同じ子だってわかります。 「アミー」と呼ぶことにしました。
おいしいものをたくさん食べて、またしっぽがもとどおりになるといいね、アミー。
台風から守るため、玄関に避難させていた鉢植えを外にだそうとして、戸（うちは古い家なので引き戸です）をあけたら。
向かいの空き地の草がきらきらに光っていました。そして、たくさんの赤とんぼがゆうらりゆうらり飛んでいて、まっさらな朝、という感じがして、しばらくぼうっと眺めていました。世界は美しいなぁ。
そして、いちばん気になっていたのは野葡萄です。
鉢植えのものは避難させられますが、野葡萄は地面から生えているので、その場で耐えてもらうしかありません。
確認しにいくと、いくつか青い実が落ちていましたが、大半は蔓に残っていました。葉っぱもいきいきしています。ひとつだけ、紫色になっている実があって、
「あれくらいの雨や風、なんともないですわ」と、すましているのです。
ああ、あなたの、そのしぶとさが大好き。ぺしゃんこになりそうなとき、「平気よ」という態度でそこにある。
きのうの夜は自宅にひとりでいて、かなり不安だったのですが（家が壊れそうという怖さ）、なんとか乗り切りました。（早く寝た、というだけ）
そして、修行中の夫や、旅行中の息子から「きのう、大丈夫だった？」と、言われましたが、「ぜんぜん、平気やったよ」と、野葡萄みたいに答えました。
きょうは高校時代の友達５人で笠置温泉へ行く日。下見もばっちりしていたのに、台風が近づいているという。
朝おきて、台風情報と関西本線と奈良線の運行状況を確認し、みんなに相談。雨でも会えたらそれで楽しいんだから、いいよ、行こう！ということで雨天決行。こういうとき、即決でまとまるのがこのメンバーのたのしいところ。
８時に郵便局へいき、宅配便の受け取りをして、８時半に夫の修業先に届け物、先生に挨拶。いったん、家へ帰って、各方面へ電話をし、９時半に出発しました。
雨はそんなにきつくなくて、道も空いていました。１１時に笠置駅集合のところ、私は３０分まえについてしまいました。１１時まえに４人がやってきて、もうそこからお酒もはいっていないのに宴会のテンションで話続け。南山城村へ移動して、ランチ。
はじめてのお店でしたが、なんか男の子がつくった秘密基地みたいな店で、そこへどやどや女性５人が押し掛けて、好き放題に喋る、という感じ。
秘密基地は小屋が２つ、それからテラスもありましたが、雨のため、テラスは不使用。
小屋１にはキッチンとテーブルがひとつ、いすが５つ。 私たちでもういっぱいです。 こんな状態でお店は大丈夫なんだろうかと思っていたら、小屋２のほうにもお客さんが２組きていました。その３つのグループのためにシェフひとりでつぎつぎにお料理を出すのです。
鶏肉とドライトマトの蒸し物とか、ジェノベーゼパスタ、鹿肉のトマトソースベースのパスタ、サラダ、などを注文して、料理が運ばれて来るまでの時間をゆったりとした気持ちで待ちました。雨でそとの緑がなおきれいです。
お料理のあとゆっくりとお茶をのみました。私は紅茶、あとの４人はコーヒー。 紅茶は南山城村でつくっているそうで、「やぶきた」という種類だそうです。とても健康的な味がしておいしかったです。そうそう、食事の時に飲んだオーガニック林檎ジュースはなんだか蜂蜜の香りがして、とても気持ちのいい飲み物でした。
１４時くらいにようやく長いランチが終わり、笠置温泉へ移動。ゆっくりとあったかい温泉につかり、そこでも喋る。
お風呂上りにコーヒー牛乳を飲んで、木津駅までみんなを送っていきました。
山に囲まれた秘密基地と温泉と。どこでも愉快に過ごせる友達。みんなそれぞれがんばってるなぁと思いながら、ぬくぬくで帰ってきました。
きのうがお休みで、きょう出勤すると、休み前の私のミスが発覚していたり、休んだ日に限って滅多に起こらないようなトラブルがおきていたり。
どんより始まる水曜日。
メールの返事を書いたり、電話したりして、気が付いたら１０時になっていました。おとなりのYさんが、チョコバーを２個、私のデスクに置いてくれて、
Yさん「ふじたさん、きょうはまだお茶飲んでないでしょ。いれておいでよ」
私 「あ、チョコバーだ。ありがとうございます、お茶いれてこよう」
Yさん「うん、それがいいよ、元気だして」
おとといは、夜遅くまで友達ふたりがメッセンジャーで話していてくれたり。
きのうは妹が電話で沁みる詩を朗読してくれたり。
きょうはみきこさんが朝にメールをくれて、会社の帰りにご飯を食べて。ふたりともあしたも出勤なので８時解散。
多方面、お世話になっています。
帰ったら、義母から留守番電話がはいっていて、電話してみたら、「べつになんもないけど、どうしてるんかと思って。Rちゃんは元気にしてる？」「はい、元気ですよ、このあいだ梨をとりに日帰りできてました」という短い報告をして。
いろいろありがとうございます。
Yさんのチョコバーをみたとき、じんわり涙が浮かんできました。
仕事をしていると、考えたりする間がなくなって、時間内は相談対応したり、謝ったり、困りますよーって注意したり、あっというまに１日は終わりました。
あさっては神楽岡歌会、土曜日は高校の友達と日帰り温泉、日曜日は再校作業。 台風は大丈夫でしょうか。
