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いつでも君のこと好きだったよ

誕生日

2022-02-24 22:01:32 | 日記

 きのうからきょうにかけて、私の誕生日イベントなる催しが家族内で行われた。

 

 きのうのお昼前に妹と伊勢丹で待ち合わせ、湯呑を買ってもらった。湯呑はポーランド製。ビオラの模様の、とてもかわいいもの。お昼ごろに息子と合流し、野菜中心の和食ランチをいただいた。

 

 夫はプレゼントがわりに、全員の夕飯を準備する、ということだった。メニューは

 

 ブリの照り焼き、ふろふき大根、炊き込みご飯、お吸い物、デザートに愛媛オリジナル柑橘の甘平。 「和」だ。

 

 夕飯でできあがるまで、遊ぶ。懐かしい卓上ゲームをしたり、ピアノを弾いてもらったり。息子からは「366日 日本の美しい色」という色図鑑のような素敵な本とエプロンをもった。

 

 

  

 夕飯のあとに二段ケーキ(こぶりでキュートな苺の)を食べ、錦見さんの小説『恋愛の発酵と腐敗について』のキャストをみんなで考えたりした。(夫と息子はまだ読んでいないのに、私と妹のイメージで俳優をいろいろ挙げてきてるのが面白かった)

 

  

 

 結果は後日、Twitterに応募するつもり。

 

 夜、息子を駅まで見送り、そのあとは泊まってくれた妹と遅くまで言葉のパズルをやったり、おしゃべりしたりした。

 

 今朝は夫がフレンチトーストを焼いてくれて、私は甘平を切った。おだやかな朝食。お昼は伏見へ鰻を食べに行き、酒蔵周辺を散策したのち、京阪電車に乗って東福寺へ。三門が特別公開中で、上までのぼって説明を聞いた。(上からの眺めは素晴らしかったけれど、撮影は禁止だった)

 

 

 

 それからだれもいない通天橋を渡り、普門院庭園、方丈庭園をみる。石のお庭がきれい。そこでも3人きりだったので、日の当たる場所に腰掛けて、ぼんやりと眺めたり、話したり。あまりにも静かで、空気が澄んでいて、現実とは思えないほどだった。

     

 

 私「またこんな誕生日がくるかな」

 妹「くるよ」

 夫「来年もまたどっかいけばいいやん」

 

 そうかな。だって、きょうロシアがウクライナと戦争を始めてしまったというのに、ずっとこんなに穏やかな日々が続くって信じられない。まるで私たちだけべつの場所に大きな手につまんでこられ、ここに置かれているみたいじゃない。なにが現実でなにが現実でないかって、もうよくわからない。

 

 私「わたし、きのうときょうのこと、一生忘れないよ」

 

 伏見に戻って、ぜんざいを食べ、妹を見送った。帰宅して両親に電話する。母は私の誕生日を忘れていたので、

 

 私「きょうはお母さんが私を生んでくれた日だよ」

 母「あらあ、こっちから電話せなあかんかったのに。なんにも用意してないし」

 私「生んでくれたことでもう十分よ。ほかの誰もできないことやん」

 母「そうよね!←すぐにひらきなおる」

 

 それから父に代わってもらって、父にもお礼を言った。きっと心がふかふかだったから、両親にも素直になれたんだと思う。

 

 残された時間を大切にしたい、と思った誕生日だった。

 

 

コメント
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