ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

霧とペーター

2022-02-09 23:21:22 | 日記

 今朝、玄関の戸をあけたら外は霧で真っ白だった。こんなに濃い霧は珍しい。

 

 職場へ行くと、コロナ陽性者がまた一人増えていた。現在検査中の人を含めると4人。同僚のS子さんから携帯に電話があり、喉が痛いから病院へ行くとのこと。ほんとうにお大事にしてほしい。

 

 専務からフレックスに切り替えなあかんな、と言われる。

 

 霧は途中の駅ではもうはれていたけれど、なんとなく心は真っ白のまま。ランチも今週から孤食モードをみんなに宣言していたのだけれど、「きょうは2週間に一度のスペシャルランチやよ、店長おすすめの白身魚のホイル焼きだよ、行こうよ」とTさんに誘われて、そうよね、なんか心が真っ白のままはよくないわ、と思って、4人で最近お気に入りのちいさな「グリル」へ行った。

 

 職場から徒歩8分という、割と距離のあるお店なのだけど(しかも、すぐに満席になる)、お料理が家庭の味でおいしいのだ。

 

 寒いけど外を歩くとちょっと気持ちが明るくなって、そのおすすめのランチがさすがにおすすめだけあって、すごーくおいしかった。しかもGoToEat券をTさんが使ってくれたから700円。また小走りで職場に戻る。

 

 15時ごろ。喉が渇いて、甘い飲み物がほしくなったので、階下の自販機で紅茶花伝ミルクティ缶入りを買う。これはとても甘い。たまにすごく飲みたくなるけど、量が多い。半分くらいでいいのにな。こんなときペーターがいたらな、と思う。

 

 ペーターというのは一昨年の10月にうちの課に入ってきた新人くんで、いつも朝早く来てくれて、ふたりで除湿器の水汲みに行っていた。私が缶のミルクティは少しだけ飲んだらもういらなくなる、と言ったら、「僕、飲みますよ!」というので、紅茶花伝を買ったときはマグカップに自分の飲む分を注いだのちはペーターにあげていたのだ。ペーターは去年の4月に異動で遠くへいってしまって、ほんとうに悲しかった。

 

 15時半くらいに入口の体温計の前に立って体温を測っていたら、「ふじたさん!」と声をかけてくるひとがいて振り向いたら、ペーターだった! あーもう紅茶花伝がんばって全部飲んじゃった・・・・

 

 「え、きょうはどうしたの??」

ぺ「マッチング商談会の立ち合いできてたんですよ。先週も火曜日来たんですけど、ふじたさん、おやすみだったでしょう」

 「うん、火曜日はお休みだから。いやーちょうどペーターのこと思い出してたとこ。ほんとほんと。会いたかったよー」

ペ「いやぁ、ぼくもふじたさんどうされてるかなって思ってたんです、以心伝心ですねー」

 

 ほんとにいい子だ。ペーターは人気者だから、ひとりひとりに声をかけてというかかけられて、コミュニケーションをとっている。ああ、霧がはれていく。濃霧がかかっていた職場の空気がぱっと明るくなった。ありがとう。ペーター。

 

 

コメント
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