きょうから両親のリハビリがスタートした。足腰が去年に比べてかなり弱くなり、父は徒歩10分のスーパーにも行けなくなってしまった。
昨年、かかりつけの先生から父はいま分かれ目にいて、このまま弱っていくか、がんばって現状維持もしくは回復していくか、なのだと言われた。母もそのうち同じ道をたどるだろう。
実際、ふたりは1日のほぼ大半をリビングのこたつで過ごしていて、夜もこたつで寝ているというありさま。
雨戸もしめたままで、朝も夜もわからない状態になっている。だから、真夜中や早朝に電話してきたりするのだ。これではいけない。それで、週2回。1回それぞれ40分のリハビリの先生にきてもらうことにしたのだった。
きょうは初日なので、私も立ち会った。訪問は15時からだったけど、10時半くらいについて、午前のヘルパーさんに年始の挨拶をした。いろいろヘルパーの立場でやりたいこと、やれないことなどを話してくださって、やっぱりいい人だなぁと思った。
15時にやってきたY先生もとても感じのいいひとで、家のなかをはじめは父と歩き、つぎに母と歩き。いろんなことに気が付いて、暮らしぶりを確認したりしておられた。腰に負担のかからない階段の上り方や、寝起きの仕方、テレビをみながらでもできるストレッチなど、私もやろうと思うようなアドバイスを両親にしてくださった。
ふたりとも先生のことを気に入ったようで、あさっても来られるよと言ったら喜んでいた。
母は珍しく自分から雨戸を閉めに行って、そのとき「わたしがんばる♪(谷山浩子のしっぽのきもちより)」と、はなうたまじりに歌っていたら、うしろで先生がわらっておられた。
まぁ、実家が明るくなる、というのは嬉しいことだ。
リハビリがんばってまたいっしょに買い物行こうねと父に言ったら、「ありがとう」と父も機嫌がよかった。
サポートにいっても気持ちよく帰ってこられる日とどんよりする日がある。きょうは私も行ってよかったなと思えた日だった。