“ヴィタミーナ”な生活

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奏こう会

2007年12月30日 | 音楽
今日は奏こう会。
そのあとに忘年会があると言うことで、開始は午前11時30分。
年も押し迫っていると言うのに、22人(組)の演奏者がいて4時間コースでした。

後にある忘年会のために、奏こう会の茶話会はなし。
私は忘年会に出られず(時間的余裕もなく、体調もイマイチなので)、今日は初参加の方が多かったにもかかわらず、あまりお話も出来なくて残念でした。
もしあったのなら茶話会でこんなことを言っただろうな、と言うことを書き留めておきたいと思います。

今年は腱鞘炎に明け腱鞘炎に暮れた一年でした。
右指に運動障害が出てしまったので、ギターを弾くということについて、いろいろと考えました。
弾きたい曲だけれどどうしても弾けない、というものもありますが、柔軟に考えてあまり制限を設けず選曲し、何とか工夫をして乗り切りました。
自由でない指で工夫をして弾くことにあたって、考えたことが2つ。
ひとつは「どういう風に聴こえるように弾くのか」ということ。
普通ならなんでもないことでも、私はそういう弾き方ができないので、これは右指の動かし方や音の省略を考えるときに、とても重要なことでした。
もうひとつは「声部に対する意識」
使える指が少なく、一本の指が2~3役をこなす事の一番の悩みが、声部の弾き分けが難しい、ということでした。
禁じられた遊び(2声)はOKでも、ソルの月光(3声)になると内声の動きの表現が出来ない。
このあたりをどう聴かせるかということが大きな課題です。

今日の演奏曲目は
 プレリュードBWV998(J.S.バッハ)
 フリア・フロリダ(A.バリオス)

フリア・フロリダは、もう何回も人前で弾いていて、基本コンセプトは決まっているけれどその時々によって多少違いがあり、レッスンではつじつまの合わないところを修正する、くらいです。
バッハは、まだまだいじり甲斐がありそう。
今回は、フレーズをはっきりと示すけれどクサくならない演奏、を目指していましたが、ここ2日の練習で少し考え方が変わり、次に弾くときはもう少し艶っぽいバッハにしたいな。