脱穀した藁を保存する方法で当地では藁こずみと呼んでいます。
牛を飼っている農家にとっては大切な藁ですが、そうではない農家はコンバインで切ってしまい田んぼに帰すようです。
稲藁は様々な農作業に必要な物で完全リサイクル品です。例えば、野菜の苗の下に敷くと雑草避けになります。燃やした灰はあく抜きに、お正月のしめ縄等、冬の牛の餌、牛舎の下敷き 数えると幾らでもあります。そして微生物の力で完全に土に返ります。
以前は100%畳の床に使われていましたが、最近は間に発泡スチロールが入っているものが多くなり需要が少なくなってきたとの事。
ほっとする秋の田園風景ですが、段々少なくなってきている様な気がします。数年前から藁こずみサミットが開かれている様ですが失くしてはならない文化ではないでしょうか。