e-note 2005

どうも、ぽんすけです。メモ帳代わりに軽くやらせてもらいます、嘘だけはつかないように・・・

ヒンドゥー・ナショナリズム

2007年02月07日 22時00分08秒 | 
中島岳志著『ヒンドゥー・ナショナリズム 印パ緊張の背景』(中公新書ラクレ)読了。

ITに核、中国と並ぶ急成長を続けるインド。神秘と宗教の国インド。インド開国以来の大変革を迎えるインドにあって、トップから底辺まで民衆に根付いているインド民族主義集団に関するレポート。

バジパイ前首相のインド人民党がこういった団体であるとは知らなかった。大量消費社会といったかつてない事態に直面し、インドの人々が経験したことのない状況に置かれ、アイデンティティー・クライシスのような位置に立たされ、その良い導き手としての役割を果たしているようだ。

それにしても、社会は大きく変るなぁというのが実感。30年後の世界は一体どうなっているのだろう?

インドはいろいろな側面があるからこそ面白い。そういう意味では、まだまだインドについての本で読むべき分野はいくらでもありそうだ。