うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その128

2010-11-23 07:04:13 | 日記

              夢の話

 今日は朝から雨がしとしとと降っています。雨も何となく気が滅入るような淋しい気な降りかたです。折角の旗日も形無しといったところです。それより通常なら燃えるゴミを出す日なのですがお休みで
庭の隅に積み上げたゴミ袋の山が濡れるのが心配です。

 突然ですがここで夢の話と変わります。三日つづけて草取りをした疲れからでしょうか、おかしなというより、いささかこれまた気の滅入るような夢です。
 かみさんとの会話です。ただただ暗い中ですが、活発に話し合っております。話の内容の陰気さが、それでいくらか救われた感じであります。
 

 「人間死ぬと、夢も見ずに寝ているのと同じ状態なのかな」
 「そうかもよ」
 「痛くも痒くもないわけだなそれじゃ」
 「そうよね、寝てるのと同じなんだから」
 「それじゃ何だな、昨日やり残したことや、人に迷惑かけっ放しの事も、全部白紙のまま消えてしまっているのかな」
 「それはそうでしょう。第一息もしてなく、何か考えるといったこともなく、何にもないのよ。何にそんなこと考えてるの」
 「うん、あの世ってあるのかな。死んでこの世と訣別して、別の地球かなんか行って、知らない人たちに出合って、うたのすけです。よろしくお願い致しますなんて挨拶しちゃったりして」
 「そうそう、そうよね。そんなんじゃなく、地獄極楽っていうじゃない。きっとあるわよ、閻魔様がいてお前はあっち、お前はこっちだって振り分けるのよ」
 

 「ふーん、やっぱりそうきたか、さしづめオトウサンは地獄行きと言いたいわけだな」
 「まさか、でも地獄極楽どっちかというと閻魔様は、お前は地獄だって言うかもね」
 「やっぱりな、あたしもそう思うよ。お前は地獄だ!って怒鳴られて、針の山に追い立てられたり、血の池地獄に投げ込まれたりして、ヒイヒイ言って泣き喚く。やだねえー、勘弁してもらいたいね。今から善根積んでも間に合わないね」
 「そうね、散々親不孝したからね。でも大丈夫よ。今はすっかり改心して、善根を積むにはほど遠いけど、おじいちゃんおばぁちゃんも許してくれてるわよ」
 
 
そんなかみさんの言葉で目が醒めました。夜も白々と明けてきて、心もホットしたような気分になっていきます。
 さっそく起きだし朝の日課をこなさなければなりません。ストーブをつけ、裸になって皮膚科で頂いた塗り薬の保湿薬を全身に塗ります。冬の乾燥期にずっと塗るように指示されています。後は顔を洗ってから目薬を点します。

 こんなことのくり返しのほか、毎月の医者通いの苦行。よく言ったものです。地獄はあの世にあるのではなくこの世にあるもの。親は罰をわが子に下しはしないが、代って神仏が与えると。