うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常

2010-11-05 14:05:14 | 一言

    日本に生まれてよかった

 アメリカ中間選挙、オバマ大統領の民主党が敗退しました。どこか先般の日本の参院選に、民主党が大敗したのと似ています。その前のオバマの大統領に選出された勢い、日本の衆院選に大勝した民主党、別に驕るもの久しからずではないですが、なんらそれらしい結果も出さないうちに、両者ともどこかおたおたしているようです。
 せめて菅政権、こども手当てだけでも約束どおり支給してくれればよかったのに、、当初財源は大丈夫の太鼓判の公約、それがだんだん怪しくなって減額とか先延ばしとか、四苦八苦のもがきようです。
 でも日本人は本来優しくできているのですね。あたしんところは子供がいないのに、そんなに財政が緊迫しているのなら、大判振る舞いなんてして欲しくない。あたしの税金、その分減税か、ほかに使って欲しい。なんて声はどこからも上ってきません。そこへゆくとアメリカ人は凄いですね。
 小生はテレビなどのドキュメンタリーで知ったことなのですが、アメリカには公的医療保険はなかったのですね。そのため低所得者層は、高額な民間保健の保険料を支払えず無保険、病気になってもお医者にかかれず、路頭に迷うといった実情があったのです。オバマ大統領はそうした低所得者層を救済するため国民皆保険を訴え、それを実現して苦境にたたされたのです。
 アメリカ人は、自分の病気を自分の金で治せない人間のために、自分の納めた税金を使わないでくれ、それで増税なんてもってのほかとオバマ反対の狼煙を上げたのです。プラカードを打ち振り、デモ行進までするんですから凄いです。
 日本人には理解のほかです。例え、例えですよ、腹の中で多少そんな気があっても、まさかデモ行進までして反対する人なんてまず皆無と信じます。
 アメリカに生まれなくてよかった、とつくづく思いますね。