観測にまつわる問題

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車の急加速と人的要素

2010-03-13 00:03:32 | 注目情報
MSN産経ニュース(急加速の原因はブレーキとアクセル踏み間違い NYタイムズ紙で大学教授指摘)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100312/biz1003121947035-n1.htm

>11日付の米紙ニューヨーク・タイムズが、トヨタ車の急加速の原因を「ブレーキとアクセルの踏み間違いだ」とする心理学者、リチャード・シュミットカリフォルニア大学ロサンゼルス校名誉教授の寄稿を掲載した。

>1980年代にドイツ車「アウディ5000」の急加速が多発して大量リコールとなった際、調査に携わった同教授は、今回の急加速の背景について「ブレーキを踏むつもりでアクセルを踏む運転者によって頻繁に起きることにある」と説明。原因に疑われる電子系統の欠陥ではなく、「人的要素」を指摘した。

>そのうえで、アクセルをブレーキと踏み間違えた結果、加速に驚いてさらにアクセルを踏み、車がますます急加速して事故に至る-という仮説を紹介。「(ノイズの多さなどから)人は意図するのと違う行動を起こす場合もある」としている。

トヨタ車に関する急加速の訴えについて面白い記事があったのでリンクして引用。

やはり急加速の原因で技術的に不完全だったと言えるのは、フロアマットぐらいで(それも使用者が普通に使えば問題なかったが、アメリカのやり方に沿っていなかったので、修正したという問題)、人的要素もあったのではないか。

勿論フロアマットも「問題は使用者にある」なんてことは言うべきではないし、誰もそんなことは言っていませんが、事故原因の真相究明は事実に基づかなければ意味がありません。私は記事の指摘のような人的要素は有り得ると思います。少なくとも私には「電子系統の欠陥」よりは説得力があります。その存在を証明できたものは誰もいませんし、再現実験も無茶苦茶でした。上記記事では説明できない証言もあるとは思いますが、何らかの形で第三者による人的要素の検討も必要だと言えるでしょう。

私の知る範囲では日本発ではこのような記事は見ておらず、アメリカの面白さを再確認した次第です(翻訳本はよく読んだ)。比べるのも乱暴ですが、首相や大臣が何故か目線の話でトヨタに説教する民主党政治のつまらなさと言ったら・・・。

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