経済は物々交換に始まり、その物々交換を貨幣が仲介することによって発達した。その原点は現代でも変わっていないはずだ。しかし、物々交換の貨幣が主人公になり、お金のために働く現実がある。
経済はお互いが競い合う競争ではなく、お互いが全ての人々の“生きる価値”を認めて共創するもののはずだ。ところが、お金が利子を生む「金融システム」が“生きる価値”を無視した勝者を生み、格差を拡大させている。科学的根拠のない政治や経済は「ジャンケン」と同じで、「民主主義」も物事の価値判断を自分でする責任を持つ「自立した個人」が育たない限り、つまるところ既存の常識に基づく既存勢力の勝ち負けの問題に流されるに過ぎない。
1.自立した個人
“生きる価値”とは自立した個人の自由と尊厳を守ることである。日本の家族制度は伝統として守られてきたが、現在はバラバラになりつつある一方で、「自立した個人」が育っていない。「自立した個人」が育っていないのに、「家族システム」が崩壊したらどうなるだろう。「家族」という言葉には、美しさと懐かしさと愛着を感じる。しかし、我が国の家族システムは男尊女卑の伝統を土台とし、女性の犠牲の上に成立していることを忘れてはいけない。しかも今日、国が国民の犠牲で強い国になることを美徳、道徳として求めるような、戦前と変わらない政治勢力が蠢いている。自立した個人が組織や国に拘束されないで、自由に人生を充実できる社会にしなければならない。その「自立した個人」について私に教えてくれたのは、エマニュエル・トッドであった。
参考:エマニュエル・トッド 混迷の世界を読み解く
「愛国と教育」は何を目指すのか?
(「教育と愛国」動画の一部)
「教育と愛国」(導入部) 「教育と愛国」(本編) (論議)(動画)
人間=動物+道具+情報~政治も経済も「情報」である④
2.自己責任論の批判
シリアで3年半も拘束されていた安田純平さんが、日本政府ではなくカタール政府の助けにより解放された。このジャーナリストに対して「自己責任論」できつく批判するテレビタレントの顔ぶれが脳裏から離れない。この人たちは自覚していないのかも知れないが、個人よりも組織や国を大切にする人達だ。浜野研三氏は論文『自立と依存:「自立した個人」の虚実』で、『自立を支える基盤を掘り崩すような政策を推進しながら,自立した個人の自己責任を謳い,その基準に合致しない人々を無責任な,個人の名に値しない存在として切り捨てるような言説は,まさにためにする議論であり,厳しく批判されねばならない』としている。
参考:自己責任論の正体【安田純平氏解放と日本型ネオリベラリズムの蠢動】
安田純平氏への「自己責任論」は大本営発表を再来させる
3.「自立した個人」と他者との共同作業
浜野研三氏は同論文で「自立した個人」について次のように指摘しているので、引用させていただく。『われわれが正しく明快な言葉を用いて自立的な思考をなし,それを公的な議論の場で表明しながら,国家権力などの様々な権力による結論の押しつけを排して自立的な市民としての意志決定を行い,それを政策として実行する政府を作ることができるためには,そのような能力や態度を形成するための,数多くの他者,そして他者との共同の下で作り出している多様な制度の支えが必要である。重要な問題についての自立的な判断を可能にする,信頼できる情報の提供が確保されるシステム,訴えに対して迅速かつ納得できる判決が下される司法システム,市場競争に勝ち残ることを至上価値とするものではなく,自由な知的探求が奨励され,それを助ける多様なメニューが用意されている教育システム,市場機構の役割を十分に評価しながらもそれを絶対視することなく,それを生活全体の中での適切な位置に置くシステム,それは真の意味で社会に貢献することが実感できるような労働と生産のシステムを含むであろうが,等々の構築を必要としているのである。自立した個人の出現を望む者は,そのようなシステムを作り出すことに努力することをそれこそ自己の責任として引き受けねばならない。』
4.多様な考え方と「誰も否定できない前提」
人それぞれの考え方や生き方があるが、人の集団がバラバラに生きていけるわけでもない。ある考え方で集団が出来るが、その考え方にも「誰も否定できない前提」がある。①人間は地球に生きる生物の一員であること、人類は700万年の歴史を生き、これからも絶滅しないで生きていくには、②「人間の尊厳は不可侵である」ことを世界各国が守ること、そして③経済は「お金の量=価値の量」で成立することを世界の常識にする必要性を大西先生から学んだ。
5.人間の尊厳の不可侵
ドイツの若き哲学者「マルクス・ガブリエル」は、「なぜ世界は存在しないのか」で世界の注目を集めた。世の中に「世界」という対象はあっても、それをどう理解するかは、人それぞれによって異なり、その総和として「世界」がある、と私なりには理解している。したがって科学的知見を除けば、政治も経済も集団によって解釈が異なり、ある理解を常識として共有する人たち同士の勝ち負けが社会を動かしている。
マルクス・ガブリエルは科学的知見だけでなく、ドイツ憲法(基本法)の第一条に示された「人間の尊厳の不可侵」を如何なる価値観を持つ人間も否定できない真実として守らねばならないという。世界は電子情報化、グローバル化によって、益々関係を深めている。ドイツだけではなく日本も含めて、憲法とは国内問題だけではなく、多様な価値観を持つ世界の人々の生き方を束ねる土台となる必要性が益々大きくなっている。ドイツは戦時中のヒットラーの過酷な人種差別の経験から、戦後はヒットラーを完全に克服している。日本は戦時中の教訓、国民の自由を奪い国に従わせた反省をどう生かすのであろうか。
参考:「欲望の時代の哲学〜マルクス・ガブリエル 日本を行く〜」(動画)
マルクス・ガブリエル「なぜ世界は存在しないのか」
半世紀もくすぶっていた難問に挑んだ「天才哲学者」驚きの論考
「ドイツ観念論の現在」:マルクス・ガブリエル×大河内 泰樹
6.お金の根源を考える
『経済はお互いが「全ての人々に生きる価値」を認めて共創するもの』と私は大西さんから教わった。そのことは「経世済民~政治も経済も「情報」である」に紹介している。大西さんは自分の言葉と公表されている資料をもとに丁寧に説明されている。大西さんの話はドイツのシルビオ・ゲゼルの思想に起源があり、ケインズは『雇用・利子および貨幣の一般理論』においてゲゼルの思想について考察し、「将来の人々はマルクスの精神よりもゲゼルの精神からより多くのものを学ぶであろうと私は信ずる」と評している。
参考:シルビオ・ゲゼル,(2)
S. ゲゼルの「基礎利子」論
また、作家のミヒャエル・エンデもドイツ人でゲゼルの影響を受けており、代表作の『モモ』は彼の思想から着想を得ていると述べている。
参考:『希望』大西つねき(出版)
エンデの遺言 ~根源からお金を問う~(動画)
ミヒャエル・エンデ『モモ 時間どろぼうと…』あらすじ・読書感想文・名言
千夜千冊:ミヒャエル・エンデ『モモ』
きっと驚愕するはず。忘れていた『モモ』の名言
お金ってそもそも何だろう。機能不全に見える資本主義社会
貨幣制度変革のヒントは「自由貨幣」に?
7.大西つねきの週刊動画コラム
「大西つねき」のブログ 「動画」をクリックすると、以下の動画があります。
衆議院選神奈川8区出馬会見 2017年9月29日
vol.1_2017.11.14:衆議院選の総括と今後の活動について
vol.2_2017.11.20:何故、あえて政治家か?
vol.3_2017.11.27:大西つねきの色々秘話
vol.4_2017.12.4:大きな時代の流れ
vol.5_2017.12.11:パラダイムシフト
vol.6_2017.12.18:財源論をぶち壊せ
vol.7_2017.12.25:お金の発行のしくみ
vol.8_2018.1.8:政府の借金=お金の発行
vol.9_2018.1.15:お金の発行の仕組みの本質
天木×大西=自由・自立・共生の未来
vol.10_2018.1.22:天木さんとの対談を受けて
vol.11_2018.1.29:仮想通貨とブロックチェーン
vol.12_2018.2.5:仮想通貨補足と党大会お知らせ
vol.13_2018.2.12:若者たちよ怒れ!
vol.14_2018.2.19「マイナンバーと個人情報 」
vol.15_2018.2.26「経済成長信仰を打破せよ! 」
vol.16_2018.3.5「フェア党の理念 」
第一回フェア党大会 2018.3.4
vol.17_2018.3.12「真実の時代へ 」
vol.18_2018.3.19「財務省のウソ(1) 」
vol.19_2018.3.26「財務省のウソ(2) 」
vol.20_2018.4.2「財務省のウソ(3) 」
vol.21_2018.4.9「政府通貨の疑問に答える 」
vol.22_2018.4.16「政府通貨の疑問に答える (2)」
vol.23_2018.4.23「正しいベーシックインカム(1)」
vol.24_2018.4.30「正しいベーシックインカム(2)」
vol.25_2018.5.7「国家経営の本質」
vol.26_2018.5.14「個人の自立と他者への尊重」
vol.27_2018.5.21「日本から世界を変えよう」
vol.28_2018.5.28「売国政策を糾弾する」
vol.29_2018.6.4「アベノミクスの功罪(1)」
vol.30_2018.6.11「アベノミクスの功罪(2)」
vol.31_2018.6.18「アベノミクスの功罪(3)」
vol.32_2018.6.25「告知、その他いろいろ」
vol.33_2018.7.2「脱資本主義の旗を掲げろ」
vol.34_2018.7.9「個人の自由が全て」
vol.35_2018.7.16「資本主義がダメな理由(1)」
vol.36_2018.7.23「資本主義がダメな理由(2)」
vol.37_2018.7.30「生産を強制する社会」
vol.38_2018.8.6「民主主義について」
vol.39_2018.8.13「日本の戦後について(1)」
vol.40_2018.8.20「Japan should help Turkey」in English」
vol.41_2018.8.27「日本の戦後について(2)」
vol.42_2018.9.3「皆さん、政治のお時間です」
vol.43_2018.9.10「今後についてもろもろ」
vol.44_2018.9.17「東京オリンピックを真剣に返上しよう」
vol.45_2018.9.24「大西つねきの政治の原点(1)金融編」
vol.46_2018.10.1「大西つねきの政治の原点(2)震災編」
vol.47_2018.10.15「消費税と今後の活動について」
vol.48_2018.10.22「オリンピック返上と消費税ゼロ集会」
vol.49_2018.10.29「個人の心の自由」
vol.50 2018.11.5「新オフィスと色々やりたいこと」大西つねきの週刊動画コラム
vol.51 2018.11.12「新しい著書のご紹介」大西つねきの週刊動画コラム
全国で講演依頼募集のプロモーション動画
vol.52 2018.11.19「土佐桂浜より」大西つねきの週刊動画コラム
2018.11.16 最先端の未来通貨会議①,②
vol.53 2018.11.26「新潟講演を終えて〜ほうちゃんゲスト」大西つねきの週刊動画コラム
2018.11.25 新潟講演「みんなが知るべきお金の本当の話」①,②,③
vol.54 2018.12.3「外国人労働者について」大西つねきの週刊動画コラム
vol.55 2018.12.10「いい加減にしなさい!」大西つねきの週刊動画コラム
2018.12.7 大阪講演「皆さんに知ってほしいお金の本当の話」①,②
vol.56 2018.12.17「憲法改正について」大西つねきの週刊動画コラム
vol.57 2018.12.24「イエローベスト運動について」大西つねきの週刊動画コラム
vol.58 2018.12.31「経済バカを断捨離せよ」大西つねきの週刊動画コラム
vol.59 2019.1.7「今年についていろいろ」大西つねきの週刊動画コラム
vol.60 2019.1.14「大きな戦略」大西つねきの週刊動画コラム
vol.61 2019.1.21「告知いろいろ」大西つねきの週刊動画コラム
フェアな経済、社会とは(1),(2),(3)
こどもたちの未来のために大人がすべきこと(1),(2),(3)
8.『大西つねき』講演会
江戸時代やアフガニスタン王国の常識に見られるように、常識は時代と共に変わる。我々の常識を新しくするために、大西さんは経済を変えるためには政治を変える必要があると、「自由な自立した個人」、「生きる価値」、「お金の発行のしくみ」、『経済は「お金の量=価値の量」で成立する』等のお話をされ、その実現に向けて行動もされている。大西さんのお話をじっくり学びたいと思い、多くの方々のご参加を期待して、多くの方々が集まれる会場を準備し、下記の講演会を実施します。多くの方々がお誘い合わせ頂き、多くの方々がご参加頂きますように、お待ち致しています。
講演会 日本の未来~“生きる価値”と『経済は「お金の量=価値の量」で成立する』を考える(仮題)
主催 畜産システム研究所(移転記念講演会:事務所は東京の予定)
場所:福山市西部市民センター ホール(200~500人収容)
日時:2019年4月28日(日)13:30~16:30
参加費 無料
講師
三谷克之輔(広島大学名誉教授)「人間=動物+道具+情報(仮題)」30分
大西つねき(フェア党党首)「消費税とお金の発行のしくみ(仮題)」90分
討論 60分
初稿 2018.10.30 更新 2019.1.24 更新 2020.2.23(ブログ目次削除)
経済はお互いが競い合う競争ではなく、お互いが全ての人々の“生きる価値”を認めて共創するもののはずだ。ところが、お金が利子を生む「金融システム」が“生きる価値”を無視した勝者を生み、格差を拡大させている。科学的根拠のない政治や経済は「ジャンケン」と同じで、「民主主義」も物事の価値判断を自分でする責任を持つ「自立した個人」が育たない限り、つまるところ既存の常識に基づく既存勢力の勝ち負けの問題に流されるに過ぎない。
1.自立した個人
“生きる価値”とは自立した個人の自由と尊厳を守ることである。日本の家族制度は伝統として守られてきたが、現在はバラバラになりつつある一方で、「自立した個人」が育っていない。「自立した個人」が育っていないのに、「家族システム」が崩壊したらどうなるだろう。「家族」という言葉には、美しさと懐かしさと愛着を感じる。しかし、我が国の家族システムは男尊女卑の伝統を土台とし、女性の犠牲の上に成立していることを忘れてはいけない。しかも今日、国が国民の犠牲で強い国になることを美徳、道徳として求めるような、戦前と変わらない政治勢力が蠢いている。自立した個人が組織や国に拘束されないで、自由に人生を充実できる社会にしなければならない。その「自立した個人」について私に教えてくれたのは、エマニュエル・トッドであった。
参考:エマニュエル・トッド 混迷の世界を読み解く
「愛国と教育」は何を目指すのか?
(「教育と愛国」動画の一部)
「教育と愛国」(導入部) 「教育と愛国」(本編) (論議)(動画)
人間=動物+道具+情報~政治も経済も「情報」である④
2.自己責任論の批判
シリアで3年半も拘束されていた安田純平さんが、日本政府ではなくカタール政府の助けにより解放された。このジャーナリストに対して「自己責任論」できつく批判するテレビタレントの顔ぶれが脳裏から離れない。この人たちは自覚していないのかも知れないが、個人よりも組織や国を大切にする人達だ。浜野研三氏は論文『自立と依存:「自立した個人」の虚実』で、『自立を支える基盤を掘り崩すような政策を推進しながら,自立した個人の自己責任を謳い,その基準に合致しない人々を無責任な,個人の名に値しない存在として切り捨てるような言説は,まさにためにする議論であり,厳しく批判されねばならない』としている。
参考:自己責任論の正体【安田純平氏解放と日本型ネオリベラリズムの蠢動】
安田純平氏への「自己責任論」は大本営発表を再来させる
3.「自立した個人」と他者との共同作業
浜野研三氏は同論文で「自立した個人」について次のように指摘しているので、引用させていただく。『われわれが正しく明快な言葉を用いて自立的な思考をなし,それを公的な議論の場で表明しながら,国家権力などの様々な権力による結論の押しつけを排して自立的な市民としての意志決定を行い,それを政策として実行する政府を作ることができるためには,そのような能力や態度を形成するための,数多くの他者,そして他者との共同の下で作り出している多様な制度の支えが必要である。重要な問題についての自立的な判断を可能にする,信頼できる情報の提供が確保されるシステム,訴えに対して迅速かつ納得できる判決が下される司法システム,市場競争に勝ち残ることを至上価値とするものではなく,自由な知的探求が奨励され,それを助ける多様なメニューが用意されている教育システム,市場機構の役割を十分に評価しながらもそれを絶対視することなく,それを生活全体の中での適切な位置に置くシステム,それは真の意味で社会に貢献することが実感できるような労働と生産のシステムを含むであろうが,等々の構築を必要としているのである。自立した個人の出現を望む者は,そのようなシステムを作り出すことに努力することをそれこそ自己の責任として引き受けねばならない。』
4.多様な考え方と「誰も否定できない前提」
人それぞれの考え方や生き方があるが、人の集団がバラバラに生きていけるわけでもない。ある考え方で集団が出来るが、その考え方にも「誰も否定できない前提」がある。①人間は地球に生きる生物の一員であること、人類は700万年の歴史を生き、これからも絶滅しないで生きていくには、②「人間の尊厳は不可侵である」ことを世界各国が守ること、そして③経済は「お金の量=価値の量」で成立することを世界の常識にする必要性を大西先生から学んだ。
5.人間の尊厳の不可侵
ドイツの若き哲学者「マルクス・ガブリエル」は、「なぜ世界は存在しないのか」で世界の注目を集めた。世の中に「世界」という対象はあっても、それをどう理解するかは、人それぞれによって異なり、その総和として「世界」がある、と私なりには理解している。したがって科学的知見を除けば、政治も経済も集団によって解釈が異なり、ある理解を常識として共有する人たち同士の勝ち負けが社会を動かしている。
マルクス・ガブリエルは科学的知見だけでなく、ドイツ憲法(基本法)の第一条に示された「人間の尊厳の不可侵」を如何なる価値観を持つ人間も否定できない真実として守らねばならないという。世界は電子情報化、グローバル化によって、益々関係を深めている。ドイツだけではなく日本も含めて、憲法とは国内問題だけではなく、多様な価値観を持つ世界の人々の生き方を束ねる土台となる必要性が益々大きくなっている。ドイツは戦時中のヒットラーの過酷な人種差別の経験から、戦後はヒットラーを完全に克服している。日本は戦時中の教訓、国民の自由を奪い国に従わせた反省をどう生かすのであろうか。
参考:「欲望の時代の哲学〜マルクス・ガブリエル 日本を行く〜」(動画)
マルクス・ガブリエル「なぜ世界は存在しないのか」
半世紀もくすぶっていた難問に挑んだ「天才哲学者」驚きの論考
「ドイツ観念論の現在」:マルクス・ガブリエル×大河内 泰樹
6.お金の根源を考える
『経済はお互いが「全ての人々に生きる価値」を認めて共創するもの』と私は大西さんから教わった。そのことは「経世済民~政治も経済も「情報」である」に紹介している。大西さんは自分の言葉と公表されている資料をもとに丁寧に説明されている。大西さんの話はドイツのシルビオ・ゲゼルの思想に起源があり、ケインズは『雇用・利子および貨幣の一般理論』においてゲゼルの思想について考察し、「将来の人々はマルクスの精神よりもゲゼルの精神からより多くのものを学ぶであろうと私は信ずる」と評している。
参考:シルビオ・ゲゼル,(2)
S. ゲゼルの「基礎利子」論
また、作家のミヒャエル・エンデもドイツ人でゲゼルの影響を受けており、代表作の『モモ』は彼の思想から着想を得ていると述べている。
参考:『希望』大西つねき(出版)
エンデの遺言 ~根源からお金を問う~(動画)
ミヒャエル・エンデ『モモ 時間どろぼうと…』あらすじ・読書感想文・名言
千夜千冊:ミヒャエル・エンデ『モモ』
きっと驚愕するはず。忘れていた『モモ』の名言
お金ってそもそも何だろう。機能不全に見える資本主義社会
貨幣制度変革のヒントは「自由貨幣」に?
7.大西つねきの週刊動画コラム
「大西つねき」のブログ 「動画」をクリックすると、以下の動画があります。
衆議院選神奈川8区出馬会見 2017年9月29日
vol.1_2017.11.14:衆議院選の総括と今後の活動について
vol.2_2017.11.20:何故、あえて政治家か?
vol.3_2017.11.27:大西つねきの色々秘話
vol.4_2017.12.4:大きな時代の流れ
vol.5_2017.12.11:パラダイムシフト
vol.6_2017.12.18:財源論をぶち壊せ
vol.7_2017.12.25:お金の発行のしくみ
vol.8_2018.1.8:政府の借金=お金の発行
vol.9_2018.1.15:お金の発行の仕組みの本質
天木×大西=自由・自立・共生の未来
vol.10_2018.1.22:天木さんとの対談を受けて
vol.11_2018.1.29:仮想通貨とブロックチェーン
vol.12_2018.2.5:仮想通貨補足と党大会お知らせ
vol.13_2018.2.12:若者たちよ怒れ!
vol.14_2018.2.19「マイナンバーと個人情報 」
vol.15_2018.2.26「経済成長信仰を打破せよ! 」
vol.16_2018.3.5「フェア党の理念 」
第一回フェア党大会 2018.3.4
vol.17_2018.3.12「真実の時代へ 」
vol.18_2018.3.19「財務省のウソ(1) 」
vol.19_2018.3.26「財務省のウソ(2) 」
vol.20_2018.4.2「財務省のウソ(3) 」
vol.21_2018.4.9「政府通貨の疑問に答える 」
vol.22_2018.4.16「政府通貨の疑問に答える (2)」
vol.23_2018.4.23「正しいベーシックインカム(1)」
vol.24_2018.4.30「正しいベーシックインカム(2)」
vol.25_2018.5.7「国家経営の本質」
vol.26_2018.5.14「個人の自立と他者への尊重」
vol.27_2018.5.21「日本から世界を変えよう」
vol.28_2018.5.28「売国政策を糾弾する」
vol.29_2018.6.4「アベノミクスの功罪(1)」
vol.30_2018.6.11「アベノミクスの功罪(2)」
vol.31_2018.6.18「アベノミクスの功罪(3)」
vol.32_2018.6.25「告知、その他いろいろ」
vol.33_2018.7.2「脱資本主義の旗を掲げろ」
vol.34_2018.7.9「個人の自由が全て」
vol.35_2018.7.16「資本主義がダメな理由(1)」
vol.36_2018.7.23「資本主義がダメな理由(2)」
vol.37_2018.7.30「生産を強制する社会」
vol.38_2018.8.6「民主主義について」
vol.39_2018.8.13「日本の戦後について(1)」
vol.40_2018.8.20「Japan should help Turkey」in English」
vol.41_2018.8.27「日本の戦後について(2)」
vol.42_2018.9.3「皆さん、政治のお時間です」
vol.43_2018.9.10「今後についてもろもろ」
vol.44_2018.9.17「東京オリンピックを真剣に返上しよう」
vol.45_2018.9.24「大西つねきの政治の原点(1)金融編」
vol.46_2018.10.1「大西つねきの政治の原点(2)震災編」
vol.47_2018.10.15「消費税と今後の活動について」
vol.48_2018.10.22「オリンピック返上と消費税ゼロ集会」
vol.49_2018.10.29「個人の心の自由」
vol.50 2018.11.5「新オフィスと色々やりたいこと」大西つねきの週刊動画コラム
vol.51 2018.11.12「新しい著書のご紹介」大西つねきの週刊動画コラム
全国で講演依頼募集のプロモーション動画
vol.52 2018.11.19「土佐桂浜より」大西つねきの週刊動画コラム
2018.11.16 最先端の未来通貨会議①,②
vol.53 2018.11.26「新潟講演を終えて〜ほうちゃんゲスト」大西つねきの週刊動画コラム
2018.11.25 新潟講演「みんなが知るべきお金の本当の話」①,②,③
vol.54 2018.12.3「外国人労働者について」大西つねきの週刊動画コラム
vol.55 2018.12.10「いい加減にしなさい!」大西つねきの週刊動画コラム
2018.12.7 大阪講演「皆さんに知ってほしいお金の本当の話」①,②
vol.56 2018.12.17「憲法改正について」大西つねきの週刊動画コラム
vol.57 2018.12.24「イエローベスト運動について」大西つねきの週刊動画コラム
vol.58 2018.12.31「経済バカを断捨離せよ」大西つねきの週刊動画コラム
vol.59 2019.1.7「今年についていろいろ」大西つねきの週刊動画コラム
vol.60 2019.1.14「大きな戦略」大西つねきの週刊動画コラム
vol.61 2019.1.21「告知いろいろ」大西つねきの週刊動画コラム
フェアな経済、社会とは(1),(2),(3)
こどもたちの未来のために大人がすべきこと(1),(2),(3)
8.『大西つねき』講演会
江戸時代やアフガニスタン王国の常識に見られるように、常識は時代と共に変わる。我々の常識を新しくするために、大西さんは経済を変えるためには政治を変える必要があると、「自由な自立した個人」、「生きる価値」、「お金の発行のしくみ」、『経済は「お金の量=価値の量」で成立する』等のお話をされ、その実現に向けて行動もされている。大西さんのお話をじっくり学びたいと思い、多くの方々のご参加を期待して、多くの方々が集まれる会場を準備し、下記の講演会を実施します。多くの方々がお誘い合わせ頂き、多くの方々がご参加頂きますように、お待ち致しています。
講演会 日本の未来~“生きる価値”と『経済は「お金の量=価値の量」で成立する』を考える(仮題)
主催 畜産システム研究所(移転記念講演会:事務所は東京の予定)
場所:福山市西部市民センター ホール(200~500人収容)
日時:2019年4月28日(日)13:30~16:30
参加費 無料
講師
三谷克之輔(広島大学名誉教授)「人間=動物+道具+情報(仮題)」30分
大西つねき(フェア党党首)「消費税とお金の発行のしくみ(仮題)」90分
討論 60分
初稿 2018.10.30 更新 2019.1.24 更新 2020.2.23(ブログ目次削除)