じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

10/14~26 芭蕉通夜舟 東京公演
 ≪地方公演≫
  10/29 群馬 11/2 宮城 11/12 岩手 11/16 兵庫 11/17 丹波篠山 11/23~24 名古屋 11/30 大阪

10/25  映画「八犬伝」公開
11/22 映画「アングリースクワッド」公開

エリザベートTAKARAZUKA25周年スペシャル(ライヴ配信)

2021-05-03 23:50:29 | 観劇記
5月3日アニヴァーサリー スペシャルver.の観劇記、と見せかけておいてのトート閣下についてひたすら語る内容となっております……っていうかほとんどラブレター状態…か(笑)

きっと凄いだろうなと想像はしていましたが半端なく凄かった……想像以上の、予測不能の、まさかのまさか!ここまで魂を持っていかれるとは思いませんでした。久しぶりのこの抜け殻感……未だに心臓がドキドキ&キュンキュンしていて頭は痛いし、胸いっぱいだし、何も飲めない食べられないし、、、完全に魂は黄泉の国に逝ってしまいました コンサートなので演じる役をイメージするような普通の衣装なのかなぁと思っていたら(FNS歌謡祭で闇広を歌った時みたいな感じとか・・・)うぉ~~~~トート閣下だけフルコスチューム状態 さすがに全力のヅカメイクではなかったけど薄めのそれに近いような……タトゥー的なメイクが施されてたところは最初ビックリしたけど観ているうちに妙に堪らなくなってきてしまい パッと見すぐに頭に浮かんだのは朝夏さんと瀬奈さんのトートかなぁ~~ 髪型が特に、ね。

愛と死の輪舞、前奏前の歌い出し部分は緊張感があって硬さと揺れを感じたんだけど“本編”に入ってからがもう、ホント、息ができなくなるかと思いました。自分の頭の中に入っている歌い方がセリフ的なリズムなんですよね~~(深くは突っ込まないように・笑)なので逆に綺麗に歌われてしまうと気持ちいいんだけど上滑りしてしまうところがあるのですが、望海トートの歌い方は音はブレない、それでいて決して綺麗な歌い方ではない、音に感情が乗っていて言葉としても成り立っている。 Der Todの感情の揺れがこれでもかというほど伝わってきて抱えきれなかった……しかも息を吹き返したシシィに呼び止められたところでやられた~~振り向くんだけど完全には振り向かないしシシィの方をしっかりとは見ようとしないんです。目を逸らして遠くを見つめたその表情!いろんな感情が伝わってくるし「確かにそこにいるわあなた。私にだけ見えている~」というシシィの歌詞と1人の女と死という2人の関係性までもが見えてくるような存在感。凄すぎます、望海トート 私を返して!どころか開演20分もしないうちに黄泉行き決定~みたいな(苦笑)

最後のダンスは圧巻!1番は静かに不気味に、2番に入ってからは感情爆発で……影コーラスは要らないので全部歌っていただいてもよろしかったのでは?!と思うほどの大熱唱。ダンスの振りが付いていたら更にかっこよかったとは思うんだけど、背中と手の動きだけで物凄い存在感!エッジの利いた歌い方からはトート閣下の嫉妬と強がりが垣間見えてきてかっこかわいい と思ってしまうところもあったりして……。しかも音の取り方が絶妙。そこの音を取ってくれるのーーという歌い方なのでそれだけでも感動しちゃうのに更に激しい感情が乗ってくるわけでしょ~~じいを殺す気かっ!!!観客が入っていたら絶対にショーストップだっただろうなぁ~

シシィの部屋での誘惑場面、、、それまで黄泉感満載、青い血が絶賛流れていますの冷たい存在感だったのがシシィの前では優しくて色っぽい顔 露骨すぎるから止めれ~~と思わないでもなく(笑)でも拒絶された後の強がりがまた良くてキュンキュンしちゃってね~~と、ヅカ版エリザはここでの怒りがミルクの場面に繋がってトートが先導してハプスブルグの滅亡に導いていくという流れになっているんだけど、それがよく分かる望海トートの表情。ミルク~♪望海トートの「今!」を聴ける日が来るなんて……嬉しすぎです!そして1幕ラスト、、、私の人生は私のものと言い切るシシィを見る望海トートの表情がこれまたもうぅ~~諦めない、追い詰めてやる、最後に勝つのは自分だ、、、それでいてちょぴっと垣間見える悔しさが堪らなくて……お前しか見えない~のところはもうぅ~憤死するかと思ったし そしてヅカ版ならではのトート閣下の歌い上げでの1幕終わり。じい、この時点で抜け殻

2幕、、、私が踊る時。ホント申し訳ないんだけどやっぱり思ってしまう「もし・・・だったら」 今回はさすがトップ男役をやっていた同士だけある存在感だったし綺麗にハモって歌い上げる必要のない火花バチバチ飛び交うナンバーだし……でもね~~やっぱりアレを聴いてしまった後ではどうしても、ねぇ 今回は当たり前だけど全力でトート閣下でいて大丈夫だったので 歌が進化/深化していたのもさることながら演技や表情も思いっきりついていたので俺様な感じがとても素敵だった~ 続く子ルドとの絡みは獲物を仕留めたような冷たい青の存在感。ゾクゾクした~~そしてルド成長後の闇広♪望海さん、この前はルドルフとして芳雄トートに闇に誘われたけど(爆!)今回はトートでちゃんと闇に誘ってた~~行き着く先の黒い沼が見えて、それは影がどんどん長くなる、つまり黄昏、そして死に繋がっていく。望海トートがルドルフに差し伸べる手……まるで見えない糸があるような感覚なんですよね~~全てを操っているように見える手の動きが素晴らしかったです。でもさんざんかき回しておいてからのマイヤーリンクの場面。ルドルフに対する冷徹さにゾクッとしました しかもそこに恍惚感と色気を感じるなんて……。

後半になってからますますシシィ“だけ”に見せる優しい眼差し。彼女のどうにもならない“哀しみ”を喜ぶかのような、利用するかのような、でも寄り添うかのような……そういうのを感じました。ドクトルゼーブルガーからの誘惑。木端微塵に打ち砕かれ拒絶された時の悔しそうな表情からの「今に死にたくなる」のセリフ。何だろうな~~強がっても無駄と一蹴する余裕がありながらもどこか温かみを感じるというか、相反するものが共存する複雑さが感じられて……。それと終盤で見逃してはいけないアレ!初めてシシィから死を求めた時の「死は逃げ場ではない」からの愛と死の輪舞リプライズ。望海トートはどうしてくるだろうと大注目だったのですが、ちょっともう~~~~~胸が張り裂けそうとはこのこと!!!切ないとか愛おしいとかそんなことではないのよね~~ただただ苦しい。死が人を愛する、、、トート自身が自分ではどうにもできない様々な感情に戸惑っているのがひしひしと伝わってきて辛くて辛くて マジやばいです、この場面。

ラストのシシィお迎えシーンはゴメンナサイ 白い衣装にキラキラが付いた王子様仕様の望海さんが眩しすぎて噴いちゃった……どうにも慣れなくて(笑) ここの場面、トートがどんな風にお迎えするのか、これまた絶対に外せない場面なんだけど、望海トートは温かい笑顔で手を広げて大きな存在感で待っている。何かその温かさがちょっと可愛いというか、さんざん冷酷にかき回しておいてシシィだけには優しい表情を見せてきて実は黄泉では着々とシシィに振り向いてもらえるように、気に入ってもらえるようにアレコレ準備してきたんじゃないの?と妄想したくなるような……俺様のところにくれば大丈夫だよー的な!?(笑)で、シシィが飛び込んできてくれた時の嬉しそうな表情といったらもうっっっ でもね~~なんかホロっと来ちゃったんですよね。こんな気持ちになったのはホント久しぶりで……多分いろんな感情が溢れたせいでだと思うのですが、本当に本当にほ~~~んとうに嬉しかったです、望海トートが観られたことが。15年間待った甲斐がありました。2人の男が1人を愛する、もとい1人の女が2人を愛する!性別の違う好きな人が同じ役をすることがそもそも奇跡なのに、どっちも愛せるなんてこんなに幸せなことってある


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする