じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

7/5 5:20~ TBS「THETIME,」
   10:25~ TBS「ひるおび」
   13:55~ TBS「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」
   15:50~ TBS「Nスタ」
   18:30~ TBS「『二宮孝太郎』✕『それSnow Manにやらせて下さい』合体SP」
7/6 9:30~ TBS「王様のブランチ」午前の部
7/7 13:30 TBS「今夜初回!日劇「ブラックペアン2」&明後日初回火ドラ「西園寺さん」開幕超直前SP」
   19:00 TBS 「バナナマンのせっかくグルメ」
   21:00 TBS「ブラックペアン」放送開始
10月 芭蕉通夜舟 東京公演
    映画「八犬伝」公開
    芭蕉通夜舟 地方公演(群馬)
11月 芭蕉通夜舟 地方公演(宮城・岩手・兵庫・愛知・大阪)
    映画「アングリースクワッド」公開

禁断の裸体 3回目

2015-04-17 23:48:08 | 観劇記
4月11日ソワレの観劇記です。注ネタバレ!

よりによってこの演目で既に3回目って(笑)なかなか手強い作品ですがあーでもない、こーでもないと頭も心もフル回転できるので嫌いじゃない 今回は初日のお席の1列真後ろ この列から段がついているので視界が良好~~っていうか良好すぎて(笑)ちょうどベッドの延長線上にあったのでエルクラーノの足の間が丸見え ということで朝起きた時の……以下自粛 1列違っただけでこんなに違うものなのね~(真面目な部分も含めて!)とそれぞれの良さを感じながらの観劇になりました。

初日&2日目から1週間開いたことでこちらも少し気持ちに余裕が出てきた感じだったかな~~多少は どっぷり浸かって楽しめるようにもなってきました。この日は2回公演でソワレの方を観劇したので板の上の皆さんはいつも以上に脱力していたような気がしました。内野エルクラーノ すっかりブラジル人の空気を纏っていました もうぅ~~逐一めんどくさい、ヘタレ、可愛いダメンズっぷりに萌えまくり

ジェニーの極端すぎる行動……まぁパッと見“フツー”じゃないのは確か。ただそれは一見したらという意味で意外に支離滅裂でもないというか結構オンナの本質を表しているような気もしたり……じいは嫌いじゃないし分かる部分は無きにしも非ず 1幕の二人のやり取りが実は何げに気に入っていたりして きっかけはパトリーシオの企み→悪魔の囁きであっても実際に彼はそこまで自らの手を汚していないんですよね~~あくまでもきっかけを作っただけ。それが思わぬ方向に行ったり自然に自分の思い描く方向に進んで行ったり……そこには神も悪魔も慮れない人間の本能や本質が作用しているような???三日三晩ジェニーと過ごしたのに全てなかったことにして日常に戻ったエルクラーノ。でもジェニーのことが忘れられなくて再会するんだけど、もうぅ~~バカバカしいやり取りが盛りだくさん。ジェニーは電話では会いたいの~~体が…以下自粛(笑)と言っておきながら実際に会うとツレナイ態度 ツンデレっぷりが逆に可愛かったり エルクラーノもエルクラーノで「こんなとこ出ていかないとダメだ」とか「仕事を紹介してやる」とか、娼婦に溺れる男の典型的なセリフだし~~っていうかその前のジェニーの言動やその意図が分かっていて観ている方からすればアホかと その上ジェニーに誘われて断っておきながら「俺はお前を憐れんでいる」だの「お前の魂を救いたい」だの言い出した挙句に「人間だから」とか言い出して……もうぅ~~ウザすぎてカワユイ(笑)逐一その情けなさと頓珍漢っぷりに腹が立つのに愛おしいというか……罪な男めっ この時点でハートと四つ角マークが自分の中に混在(笑)そんな時にジェニーがコレが最後だと服を脱ぎ始めるエルクラーノに「何脱いでんの?出て行ってよ。私はまだアンタのものじゃない」と逆襲するところが堪んなくイイ スッキリ気分爽快でしたね~~ヘヘヘ

しつこく結婚を迫るジェニーですが、パトリーシオが兄を陥れるためにジェニーにそう言えと命令しただけ、ではないんですよね~~そこにはジェニー自身の素の心が影響している。単に好きだから迫ったわけでもなく、普通の暮らしを手に入れたいから迫ったわけでもなく、むしろその相反する気持ちが共存しているというか、精神的&肉体的な全てを綯い交ぜにしたいろんな複雑な女の性の部分が絡み合っているような気がしましたね~~それが分かりやすく表れているのがジェニーの躁鬱とも思えるような両極端な行動なのかなぁと思ったり 「女はおしとやかな時もあれば男に入れあげる時もあるものなのよ」だったかな~~こんな感じのセリフがあるのですが、何かよく分かるというか…… エルクラーノは開けっ広げなジェニーに「女はそういうことを仄めかしても良いが口にしてはいけない」なんて言っているけど、女性学云々だともう少し系統的に論じられるのかもしれませんが、そういう難しい話は抜きにして女の正直な心と体の気持ちの部分としてジェニーの行動には何か説得されるものがあるような、ないような。。。でもさ、、、女っていうだけで難しいのに(苦笑)そこに「知り合ってからそんなに時が経っていないのにダメだ」とか「俺は心からお前を好きにはなれない」とか突き放しといて「お前が足を洗うまでは!戻っちゃだめだ、何もかも捨てて一緒に行こう」なんてズルすぎ~~ヲイヲイ と思いながらも顔がにやけていく自分、、、完全にヘタレとる~~ いざ結婚という言葉が出てきたら暗い顔をするくせに……。

前回??だったジェニーの心変わり?改心??する1幕ラスト~2幕。何とな~くだけど見えてきたような気がします。さんざんやりまくった後に元の売春宿に戻ると言ったところは女の体ってそういうものかな~なんて 科学的な説明はあると思うんだけど難しい物理や化学はよく分かんない(笑)ただそういうものかなぁと分かる部分は……ある、うん もちろんそこにはジェニーの生い立ち(1幕で何となく暗示しているような感じがしたので)も深く影響していると思うんですけどね。その後セルジーニョの一件があってから残ると言い張るところ……人間だから、人間ゆえに描くことのできる/描いてしまう「正しき道」みたいなものがあって、そこに行く/帰る「能力」や「性(さが)」が備わっている???それが宗教だとツッコミどころ満載の「聖典」だの「説法」だので表しやすいのかもしれませんが……まぁそういう部分を斜め視点で辛辣に描いているのがこの作品とも言えるんだと思うんですけどね~~

今回はエルクラーノとジェニーの関係性に萌え萌えしすぎた感ありかな~~(笑)でもこの二人……だけではなく他の組み合わせも含めて女性というものを考えながら観ていたかなぁと思います。後日こちらの劇評を読んでふと思い出したのが人間の原罪。まさに女とは何ぞや?そこに絡む男や性とは何ぞや??という問題に関わる原罪。そういや創世記はそんなこんなの話だったなぁと思うわけですが……この演目、観れば観るほど少し穿った馬鹿正直な人間賛歌なのでは?と思っていたりしています
コメント
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