あかね空 実は３回目

今日は朝からご機嫌 勤務後に“内野的予定”がある日は嬉しいものです でも油断は禁物……か 昼休みに新人ちゃんと話をしたんですけど、まだまだお互いに慣れない間柄。話しやすい内容ってことで食べ物の話とかテレビの話をしてたんですけど、春ドラマの話から「好きな俳優さんは？」と聞かれちゃって まぁ、普通の質問なんですよね、一般的には でも、じいには聞いてはならないこと 好きどころか愛しちゃってるお方 がいますけど……職場では言えません 何とかはぐらかしましたけど、アブナイアブナイ こうなったら嘘の好きな俳優さんを作らなくちゃ

さてさて……今日は帰りに「あかね空」を見てきました。夜時間だったので？！超少なくて じいを含めて4人 でした。貸し切り～～な気分で見られたのはいいんですけど、上映期間が短縮されないか心配になってきます まだまだいっぱい見たいのよぉぉ～～

以下、感想です。公開されてやっと思う存分語れますぅ～ でも、ネタバレありなので気をつけてくださいね。

この作品、試写会から数えて3回目 見る度にウルウル度が増しています。今日は知らないうちに目の内側からも外側からも涙が溢れて溢れて 口の中はしょっぱくなるし、終わったら目が真っ赤だし、大変なことになってしまいました。涙腺決壊1つ目は相州屋さんが亡くなる場面。シンクロして永吉・おふみ夫婦の祝言のシーンが流されるんですけど、幸せも不幸も許せないことも共有していることも二人で経験して、そして終わろうとしている夫婦と、これから経験しようしている夫婦、それぞれの人生を思うと切なくて切なくて……涙腺決壊2つ目は永吉さんの死。一見すると行き違い、揉め事いっぱいの夫婦だったのが最後に「おおきに。平気平気や…」って 二人の間でしか分からない複雑で深い絆。もう、心がキュウ～～って で、同時に思い出したんですよね～～両親のこと。あの空間に流れている空気、本物だと思いました 3つ目は悟郎の「その一言を言えば良かったんだ」＆おふみの「あんたの京言葉、最後まで直らなかったわね」……家族のことをめちゃめちゃ的確に表現した言葉だと思うんですよね。永代寺の西周さんも言ってましたけど、家族って止められないし、当たり前すぎてぶつかり合ってしまう。亡くしてから気づく思い……たまらないです

じいのハート を直撃してしまった傳蔵親分……今日も素敵でした 永吉が死んで平田屋と乗り込む場面でまずは焼香をするんですけど、その手つき、無駄に色気があるし、着物の裾を豪快に捌いて足を開いて座るところ、めちゃめちゃカッコイイ～～ 所作が本当に素晴らしいですぅ～～ で、家を取り上げられそうになるところを助けるんですけど、この場面を見ながら「あ、永吉さんはここにいるんだ。自分は死んじゃって話せない分を傳蔵親分が代弁してるのかも」って思いました。しかも、永吉が生きてる時も、職人気質で不器用な関わり方しかできない永吉の代わりを傳蔵親分がしていた部分があったんじゃないかなぁ～～って……だから、器を返しに来た時に栄太郎にこれ以上深みに嵌まらないように持っていったのでは？なんて。。。じいの勝手な思い込みかも知れないですけどね～～でも、相州屋夫婦が京やの元を築く手助けをして、その息子（＝正吉）が京やが崩壊しようとしているところを救う。。。「一緒に暮らすことを許されなかった」家族が別の家族に差し伸べた優しさ……上手くつくってるなぁ～～と感心したり、暖かい気持ちになったり。。。ただ、最後、傳蔵親分が去っていくところは切なかったです。これからも彼は一人で裏の世界を生きていくんだなぁ～～って思って……で、内野さんがこんな風に切なくて哀しい役を演じられると、じいはきゅう～～って抱きしめたくなってしまうのです。←超迷惑ですけど そうそう、傳蔵親分っていえば……平田屋のこと、あまり良くは思ってない感じですよね～～特にそれを感じたのは、京やを潰す話を持ちかけるところで「深川の豆腐屋がよそ者の京やに潰されるなんてとんでもない」って言うところ、傳蔵親分の顔色が変わったような 内野さんがおっしゃってましたけど、傳蔵も永吉も「異星人」だったって……だから親分にとってよそ者を排除する平田屋を許せなかったんじゃないかなぁ～って……

実は……最後の大ドン返しの場面、気分爽快で楽しめるんですけど、今日は泣けてきたんですよ。若い頃～年を重ねる永吉さんの変化、全く別人にしか見えない傳蔵親分……演じられる役を生きていらっしゃる内野さんのことを思ったら胸がいっぱいになってしまったんですよ。いつぞや内野さんがおっしゃったように「ああなるかもね」「こうなるかもね」という内野さんの中に浮かんだ思いが余すことなく表現されている……じいは泣いちゃうほど役者・内野聖陽に惹かれてるんだなぁ～～ってのがよく分かりました。で、暫し降り積もっていた雪がジンワリ溶けていって……あはは～～やっぱり演じられる内野さんの中に答えがあるようです、じいにとっては。

そうそう、パンフを買ったんですけど湯のみが付いてきました 前売り券を買うともらえたというアレです。余ったのか…

風林火山 第１３回「招かれざる男」

遅ればせながら「風林火山」の感想でございますぅ～～ 今回は生き生きした勘助サマだったので、見ていて元気になれました ほのぼのできる場面もあったし……

冒頭は勘助サマ 鬼美濃の真剣勝負。「本物の戦がしたい」ということで延期になるんですけど、これって勘助サマの策略or本心？？じいは両方ともあったと思いますね～～どこまで深く策略を練っていたかは？？ですけど、“何か”を考えていたことは確か 源五郎に船の話とか聞いてたし。そして、本当の戦をすることで生きていることを確かめているようなところが勘助サマにあるのでは？とも思いました。刀を砥いでいるところで「死ぬか、生きるか、まことの戦じゃ」と勘助サマの「心の声」が流されるんですけど、まさに“戦はわが人生なり”……戦いの善悪云々は置いておいて、戦＝勘助サマにとって前向きに生きるエネルギーだったんじゃないかなぁ～って。。。でも、鬼美濃さんは可哀想でしたね～～金槌なのに溺れさせられたり、極寒の湖の水に浸されたり……しかも、勘助サマの言葉に怒るのも無理ないような あんなにベラベラ喋られては「まだ何か申すか。戯言は聞き飽きた」「お前の回りくどい言い方が気に入らない」と言いたくなるのも分かるような気もします でも、勘助サマのポリシー 兵は詭道なり、 いくさは謀、相手を無傷で味方に引き入れ、兵を損なわず全くの勝利を得ること……見事に証明しちゃいました

勘助サマが言ってた兵法、これって晴信の求めるところでもあると思いましたね～～晴信は多分書物の知識として頭に入ってたと思うんですけど、これを目の前で勘助サマが実践してしまった。。。すんごい興味津々、“満へぇ”な顔で見ていましたわ。晴信と勘助サマ、言葉を交わさなくても感性で通じるところがあるんでしょうねぇ～～他の場面でも、勘助サマ＆晴信両方が、まだまだ完全に信じきっていない感じではあるけれど、理屈じゃなくて惹かれあってて、確かな絆が見えるわけで……ホント、運命の赤い糸か なんて思っちゃうような相思相愛なお二人

そうそう、今回はほのぼの場面もありました。勘助サマが晴信よりいただいたお屋敷に戻ってくるところは、やっとのことで就職先も住む家も決まって嬉しそうな様子の勘助サマ……お世話をするために太吉一家が待ってるんですけど、ガラ～～ンとした屋敷を見てふと思ったこと じいがお世話するのにぃぃ～～なんちゃって 太吉や子どもたちに「旦那様～」と呼ばれてうろたえる表情が可愛かったですぅ～～ それにしても、やっぱり……太吉一家が羨ましい あと、やっぱり今回の目玉 は勘助サマの「変な顔」シーン 教来石殿に「たまには笑ってくれるとありがたい」と言われて頑張って笑顔をする勘助サマ……もう、大爆笑でした。思わずメタマクの“変な顔”by ランディを思い出しちゃいましたけど、引きつった笑顔、面白すぎました。。。

さてさて……来週からは戦続きになるんでしょうか？由布姫も出てくるみたいですし、激動な展開になりそうですね～～勘助サマが本格的に軍師として活躍する姿が楽しみだわ～～