夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

新潟県中越沖地震

2007-07-17 06:40:38 | つれづれなるままに
 昨日(16日)の午前10時13分に新潟県上中越沖を震源とする震度6強の地震が発生した。私はこの日事務室で仕事をしていたが、スタッフから「実家は大丈夫ですか?」という知らせを聞いた。3年前の10月にも中越地方は震度7の地震に見舞われ,甚大な被害があったばかりで、またもやである。
 私はこの後青森市のNPO主催の研修会に出席がてら、パウンドケーキなどを届けるために車の人となったが、ラジオニュースが次々とその深刻な被害を刻々と伝えていた。そしてその伝えている最中にも、強い余震が繰り返す異常事態だった。カミサンからメールで新潟県長岡市の実家の様子を伝えてきた。「大丈夫」。この知らせ以上の知らせはない。電話がかかりにくい状態となり、安否が気がかりなことがこういう場合は多い。
 停電・電話の不通・水やガスを含め道路の不通や、電車などの不通はさらにその深刻さを浮き彫りにし、このことはまたライフラインそのものが途絶えたことをも意味する。体育館や公民館に避難してもこの水や食糧の調達が出来なければ、その生活を支援し守ることは出来ない。周辺市町村や圏外に暮らす人たちの力で、何が出来るのだろうか?水がないと水洗トイレが使えないという。いつ余震があるのかを考えると少しの揺れでも不安感は倍増する。新潟の友人からも大丈夫の声を聞いたが、内情は同じ先々の不安がいっぱいなことだ。
 柏崎には原発もあって、火災や汚染水漏れもあったらしい。新潟県の地盤には、地震の巣(活断層)が幾本も流れているのだという。そういう意味では、いつ二次災害が起きるのかも分からない状態は続くのである。さぞかし住民の不安感は強いことだろう。
 たまたま参議院選挙の真っ最中だけに、自民党の動きは素早かった。首相が現地を訪問するのは異例だという。そこにどのような意図があろうとも、少しでも早く被災地の人々のよりよい環境回復の措置を講じて欲しいと願うばかりだ。
 青森県六ヶ所村も源燃の基地があり、危険な状態は同じといえる。私たちも他人事にしないで、今回の地震を通じて生活を見直す契機にすべきだと強く思った。