旧岩木町の社会福祉協議会が市町村合併で、弘前市の一地区社会福祉協議会となった。しかしその合併により予算が削られて、あまりにも不当な取り扱いに理事会の会長や役員からも憤懣やるかたないという声があがった。しかし、それも次第にトーンダウンし、納まるところに収まっていくようだ。
結成後2度目の理事会が開催され、私は岩木地区の民生委員児童委員協議会の一人として役員になったことから出席している。今までは行政主導で動いてきた地域福祉活動が、今後は地区社会福祉協議会が自主的に運営していく構図がそこから見えてくる。しかし、そこには高齢者集団しか見えてこない。
私は会議の始まる前に、会長から「敬老会のアトラクションの企画を任せるのでよろしく」と命じられ、断りきれなかった。出席予定者は75歳以上103歳までの330名の高齢者だという。市からの補助金は旧弘前市の地区社会福祉協議会の一人あたりよりも500円低い額に抑えられている。したがって、予算は期待できないので、ボランティア頼みとなる。地域のネットワークがこういう時に機能するかというよりも、そういうネットワークが活かせるのだろうかと、少し危惧する会議だった。
その会議の後もう一つ、「弘前市ボランティア支援センター運営委員会」が定例会を18:30から21:00まで開催された。こちらも、これまで教育委員会が主宰してきたボランティア支援センターを、民営化させたいという意図を強くした審議委員会のようなものだ。ボランティアというとこれまでは社会福祉協議会がその育成に当たって来たはずだが、いつのまにか行政からの事業をこなすだけの団体になり、個人ボランティアや団体ボランティアに助成金だけを与えるだけで、育成したり、コーディネートしたり、ネットワークする力(機能)を萎えさせてきた。こうして二つのボランティアの窓口が別々に出来上がり、この両者はこれからも一緒になる気配を見せない。
そのことを認識した上で、弘前市がボランティア支援センターをどのように位置付けるのかが一番重要な部分となっている。そして、ボランティア支援センターは弘前市の行政機関との協働の機能を果たせるように、支援センターの運営資金や事務局の場所を保証すべきだという結論に委員会では総員一致で確認してきた。
ボランティアのあるべき姿としては「まちづくりは人づくり」という意識だろう。住みやすい町は行政だけでは生まれない。住んでいる人々が、協力し理解し合い、一人一人の得意を活かしていくことこそ、住みやすい町につながっていくことだと思う。
結成後2度目の理事会が開催され、私は岩木地区の民生委員児童委員協議会の一人として役員になったことから出席している。今までは行政主導で動いてきた地域福祉活動が、今後は地区社会福祉協議会が自主的に運営していく構図がそこから見えてくる。しかし、そこには高齢者集団しか見えてこない。
私は会議の始まる前に、会長から「敬老会のアトラクションの企画を任せるのでよろしく」と命じられ、断りきれなかった。出席予定者は75歳以上103歳までの330名の高齢者だという。市からの補助金は旧弘前市の地区社会福祉協議会の一人あたりよりも500円低い額に抑えられている。したがって、予算は期待できないので、ボランティア頼みとなる。地域のネットワークがこういう時に機能するかというよりも、そういうネットワークが活かせるのだろうかと、少し危惧する会議だった。
その会議の後もう一つ、「弘前市ボランティア支援センター運営委員会」が定例会を18:30から21:00まで開催された。こちらも、これまで教育委員会が主宰してきたボランティア支援センターを、民営化させたいという意図を強くした審議委員会のようなものだ。ボランティアというとこれまでは社会福祉協議会がその育成に当たって来たはずだが、いつのまにか行政からの事業をこなすだけの団体になり、個人ボランティアや団体ボランティアに助成金だけを与えるだけで、育成したり、コーディネートしたり、ネットワークする力(機能)を萎えさせてきた。こうして二つのボランティアの窓口が別々に出来上がり、この両者はこれからも一緒になる気配を見せない。
そのことを認識した上で、弘前市がボランティア支援センターをどのように位置付けるのかが一番重要な部分となっている。そして、ボランティア支援センターは弘前市の行政機関との協働の機能を果たせるように、支援センターの運営資金や事務局の場所を保証すべきだという結論に委員会では総員一致で確認してきた。
ボランティアのあるべき姿としては「まちづくりは人づくり」という意識だろう。住みやすい町は行政だけでは生まれない。住んでいる人々が、協力し理解し合い、一人一人の得意を活かしていくことこそ、住みやすい町につながっていくことだと思う。