雨曇子日記

エイティライフの数々です

炎暑の8月

2013-08-31 22:48:47 | つれづれ
             
              (8.31 福島市内は34度を記録)

             
              (会津若松市も34度)


8月が終わりました。
9月が、炎暑を引きずらないとは保障の限りではありませんが。

千葉県北西部(私の住む地域)の、ここ5年間の8月の気温です。


           真夏日(最高気温が30度以上)   猛暑日(最高気温が35度以上の日)
2009年       11                        0

2010        27                        4

2011        18                        4      

2012        26                        0

2013        26                        4


今年(2013)の8月、一番暑かったのは、最高気温が36.6度を記録した8月10日です。
翌11日は、35度でしたが、最低気温が29度でした。
この日は全国的に暑い日で、気象庁の295観測地点で35度以上を記録したと、新聞が報じました。
館林市、四万十市、甲府市、甲州市は40度を記録したそうです。

「よくぞご無事で!」(お互いに)  


カヤツリグサ

2013-08-29 09:58:11 | つれづれ
     


種を蒔いた覚えも、
ましてや苗を植えなどは決してしていないカヤツリグサなのだが、
一本だけ、すっくと伸びている。

蚊帳を吊ってみることにした。


                


茎が三角形なので、両方から引っ張ると蚊帳の天井の形をつくる。
一本しかないので失敗は許されない。
恐る恐る引っ張ってどうやら形ができた。


             


野に伏せば蚊帳吊り草も頼むべし  一茶

ネット上で知ったこの句からも、少なくとも江戸時代から、蚊帳を吊って遊んでいたことがわかる。
手持ちの「現代俳句歳時記」には、次の句が載っていた。

淋しさの蚊帳吊草を割きにけり   富安風生

手折らんとすれば萱吊りぬけて来し 杉田久女

いちじく(無花果)

2013-08-27 19:07:20 | エッセー
             


子どもの頃の遊び歌

いちじく
にんじん
さんまに
しいたけ
・・・・・・後は思い出せないが、真っ先にでてくる“いちじく”

私の育った西三河の農村では、たいていの民家に一本や二本はあった。
それもどこか片隅の湿地のような所にあった。
葉や幹を切ると、白いミルクのような液がでて、そのためか、昆虫が集まった。
実の先の割れ目から蟻が入り込むこともあった。

妻は、小学生の頃そんな実を食べて蟻の苦さを思い知ったという。
今でもその強烈な苦さが思い出されるというから相当なものだ。
(蟻は間違っても口に入れるものではない)

今の暮らしでは、いちじくが食べたかったら買うしかない。
生協の商品で1パック498円7個入りが来た。


      

               


私たちが食べるのは花の部分だ。
高級なフルーツという感じである。

カレーライス作り

2013-08-26 20:40:08 | じいさんの味
             


8月26日(月) きょうは、夕食にカレーライスを作ることにしました。
ベターホーム“お料理二年生”のメニューです。

玉葱4個、にんにく1片、鶏肉もも300g(テキストでは手羽元600g)を使います。

             


まず、肉を塩コショウし、小麦粉、カレー粉をまぶし、フライパンで焼きました。

             


次に、にんにくと玉葱を刻みました。

     


一方、800cc(カップ4)の水を沸騰させコンソメの素を入れてスープをつくりました。

     


玉葱を炒めるのは苦手ですが、根気よくやったつもりです。

             

             


30分以上炒めて、次の工程にうつることにしました。


             


小麦粉2匙を入れて練り、さらにカレー粉2匙を入れて炒めました。


             


スープを入れ、肉を加え、ローレルの葉を入れて煮込みます。


             


沸騰したら中火にし焦げ付かせないように煮ました。


             

別に作ったポテトサラダを添え、出来上がりとしました。妻はソースをかけました。


     

食後は、コーヒーです。


             


80点と自己評価しましたが、家人は50点といいます。「甘い!」




大物の片鱗

2013-08-23 22:45:33 | 野球談義
公男「兎さんのお休み中、虎さんの逆転勝利おめでとう」
虎子「“兎と亀のかけくらべ”の亀のように、がんばってほしいわ」

公男「ハムの話題だけれど、
   首位を走る楽天を3タテして臨んだオリックスとの3連戦の緒戦。
   大谷クンが満を持しての先発登板」
虎子「まあ、聞いてあげましょう」

公男「一番糸井に四球、二盗を許した」
虎子「いきなりピンチね」
公男「二、三番は抑えたものの四番季大浩(イ デホ)にタイムリーを打たれ一点献上、
   でも、大谷クンは、新人とは思えぬ落ち着きぶりで、2回以後は、オリックスサイドの放送ながら
   “大谷のギアがどんどん上がっていきます”と言わせる完璧なピッチング」
虎子「さすがね」

公男「150キロ台の直球に加えてカーブ、スライダーが効果的に決まり、9三振を奪った」
虎子「何回投げたの」
公男「6回2アウトまで、あと一人というところで代えられた。116球、被安打4、四球3、奪三振9、3勝目」

公男「ところで、今日の阪神、3回のマートンの一打、塀に当たったのを見落とした塁審の誤審、
   それを抗議した和田監督の退場、選手が引き上げての16分の中断という騒ぎがあった。
   このアクシデントを乗り越えての逆転劇で、首位巨人とのゲーム差は5となった」
虎子「今日の勝利は大きいわ。夢に一歩近づいた。“正義は勝つ”のよ」

あきらめるのはまだ早い

2013-08-22 21:59:07 | 野球談義
公男「楽天3連戦でとどめをさされると思いきや、日本ハムは、逆に3連勝してしまいましたよ」

虎子「優勝の可能性も出てきたと言いたいわけ?」
公男「それはさすがに想定外だけれど、CSに食い込めるのではないかと・・・」

虎子「中田の骨折、欠場はダメージ大きいんじゃない?うちの大和の場合もそうだけれど」
公男「戦力ダウンは否めないけれど、そこは全員でカバーして・・・」

公男「先日見た映画“あなたへ”で虎優勝の場面があった。
   居酒屋のTVで、藤川が最後の打者をねじ伏せ優勝の瞬間を映し出すと、
   客たちは抱き合って大喜び。
   一見場違いな感じの主人公夫妻は、静かなたたずまい。しかし、二人も幸せそう、というシーンがよ
   かった」
虎子「虎の優勝は、私たちの幸せと密接につながっているのよ。
   だから、阪神タイガースは、2位じゃあ駄目なの。優勝でなくっちゃあ」

公男「兎さんのマジックは消えたことだし、まだまだ虎さん優勝の可能性はある。
   あきらめるのはまだ早い」

左と右(さとう)

2013-08-21 15:25:07 | エッセー
      


佐藤さんの話ではない。
左手と右手の話だ。

私は右ききで、日常生活では左手に比べ右手を多く使っている。
箸を持つのも、パソコンのキーを打つのも、ドアのノブを回すのも、右手である。

ある日突然、「右手と左手のバランスを取ったほうがいいのではないか」という思いにとらわれ、思いつくままに実践することにした。
ドアのノブを左手で回すのは、少し違和感があるが、気をつければできないことではない。
風呂掃除は、力があまり入らないが、これとて出来ぬことではない。(雑巾をしぼるのは、右手の協力が必要で、右手の威力を感じさせられる)

「左手を多く使おう」と思ったのは、最近右肩に痺れを感じるようになったせいでもある。(効果はあまり期待していないが)

左手「どう、少しは戦力になってる?」
右手「ほど遠いね。でも努力は認めるよ。がんばって頂戴!」


セミ

2013-08-17 19:43:07 | エッセー
             
                (アブラゼミ)


保育園の前を通りかかると、
フェンスの向こうで園児が数名何か大声で話している。

一人が、突然私に呼びかけた。

「おじさん、僕のセミ取って!」

「ぼくのだもん!」
もう一人が、所有権を主張している。

子どもたちの期待を背に、私はナンキンハゼの幹に止まったアブラゼミに慎重に近づいた。
不器用を自認する私ではあるが、この時はうまくいった。

握りこぶしの中に収めてフェンスに近寄ると、

「ちょうだい。ちょうだい」
と、10本ぐらいかわいい手がのびてきた。

「ぼくの」というのは、「ぼくが見つけた」というほどの意味と悟って、私は断言した。

「じゃんけんだ!」

ところが、勝者となった子どもが、受け取る時になって尻込みをした。

「じゃあ、もう一度!」

じゃんけんの仕切り直しをさせていると、先生が近づいてきて言った。

「だめでしょう、おじさんに迷惑をかけては」
そして、私に「すみません」と言った。
私は、じゃんけんの結末をつけ、勝者にセミを渡すところまで実行し、
そそくさとその場を離れた。

変なおじいさん、とは思われたくなかったからだ。

             
               (ミンミンゼミ)

(アブラゼミとミンミンゼミの割合は圧倒的に前者が多い)

8月15日

2013-08-15 23:30:50 | つれづれ
             
                (柏市名戸ヶ谷香取神社)

             
                (戦没者慰霊碑)


8月15日(木)
「本日は、戦没者を追悼し平和を祈念する日です」
厚生労働省が、政府広報として、各紙朝刊に広告を載せました。
「戦没者をしのび平和を祈念し黙とうをささげましょう」

             
                 (香取神社遠景)


産土神(おぼすなさま)と地域の人に呼ばれる香取神社は数年前改築が行われました。


             


     

             


先祖代々守り継がれてきたことは、境内の木々や石仏をみれば明らかです。


     

     


百庚申も建ち並んでいます。

             

             


入り口の鳥居の下に道祖神の祠があります。
「奥の細道」で“道祖神のまねきにあひて取るもの手につかず”と書かれた、あの道祖神かと思うと親しみがわきます。

     

境内の慰霊碑には戦没者27名の戦没日、場所などが記されています。終戦の年昭和20年戦没の方が多いことに胸が痛みます。


             

      


平和で豊かな国であることに感謝し、うなぎ屋に行きました。


             
              (柏市大島田256-2・電話04-7192-2935)

             

             

             

             


ふたを取ったら写真のことは忘れてしまいました。


             


東京の老舗で修行し25年前にこの地で独立したご主人の手になるうなぎ、おいしく無い筈はありません。

作文の発表

2013-08-13 13:47:07 | うまいちゃん
             

1がっきがもうすぐ終わろうとする7月のある日、おいしい(大石)先生が、うれしそうに言いました。
「うまいちゃんが、全校集会で作文をはっぴょうすることになりました」

うまいちゃんは、びっくりして目をパチクリさせました。

“1年生になって友だちがたくさんできたよ。2年生や3年生の人ともなかよしになれたよ。きゅうしょくの時てつだいにきてくれた6年生のおねえさんはとてもやさしかった。私も6年生になったら1年生にしんせつにするよ”

というような作文でしたが、みんなの前で発表するとは思ってもみなかったのです。

発表の日、みんなが体育館に集まりました。授業参観日だったので、おかあさんがたもいます。
うまいちゃんが名まえをよばれてステージに上がりました。
みんなの顔がいっせいにうまいちゃんに向けられました。

「お兄ちゃん、私のことしんぱいしてるかな」うまいちゃんは思いました。

先生に教わったように、おじぎをしてからマイクに向かいました。そして、ふつうの声で作文を読みました。
読み終わって、またおじぎをしてステージのそでにもどると、おいしい先生が待っていました。
「うまいちゃん、じょうずに読めたわよ」
先生は、今にも泣き出しそうでした。