「今年は1度も勝っていないので、今回は勝たして!」とバス旅のレジェンド太川陽介さんが、相手チームのリーダー河合郁人さんに最敬礼した。
2022,9,14テレ東水バラ放送の、旅番組。
1泊2日で静岡県・山梨県をめぐり、どれだけ多くの市町村の名所に到達できるかを競う。ただし、名所の名前も場所も当地に着くまでは分からない。その市町村に着き、冊子のシールをはがして初めて訪れるべき名所を知る事になる。
ジャンケンに勝った太川チームが先に出発した。
向って左から、こがけん、太川陽介、あの、(太川チーム)
三島駅前8:30発沼津行きで、バスが清水町に入ったところで、渡されていた冊子の清水町のページをはがし名所が”柿田川公園と分かり、運転手に聞いて”伏見南”で降り、地図を見ながら0.7㎞進んで当地に到着。ミッションである富士山の伏流水を飲む。
以下、次のようにかく市町村を巡りミッションを果たしていった。
沼津市(沼津港のアジ専門店”あした葉”のボリューミーなアジフライ定食を食す)~ 富士市(富士川の戦いの記念碑の撮影)~ 富士宮市(白糸の滝の撮影)~ 鳴沢村(道の駅なるさわの”あまずっパイ”試食)~ 富士河口湖町(小曲峠展望広場から河口湖大橋を入れての写真撮影)
ここから甲府市に向かったのだが、乗り込んだバスには河合チームの一同が乗っていた。呉越同舟で両チーム甲府市に向かい1日目を終える。甲府駅着19:30。太川チームがこの日歩いた距離は、5.8㎞でタクシーは使わなかった。
一方、河合チーム(河合郁人・田村亮・久代明美)はタクシーに1800円使い、更に甲府駅に着いてから明日の偵察にと2900円を投入した。歩いた距離は6.2㎞。
詳細は次のようだった。まず、三島市の北隣長泉町に歩き、ミッションの”鮎壺の滝と写真”をクリア。~ 「御殿場市」”創業114年の石川商店の焼き豚賞味”。~ 「小山町」”道の駅すばしりの富士に一番近い絶景足湯につかる”。~ 「山中湖村」旭日丘観光水陸両用車アーゴでクルージング。~ 「忍野村」忍野八海の撮影。~ 「富士吉田市」”めん処一休”の3D富士うどんを賞味。
歩いた距離は6.2㎞で、取った陣は6だから、ここまでは両チーム互角。
2日目、河合チームは甲府駅5;50発のバスで石和温泉駅に向かう。6㎞歩き、山梨市駅へ、そこからフルーツ公園まではタクシーを使った。山梨市は面積が広いのでここを取ればポイントは2倍になる。白川白鳳(桃の品種)をまるごと一つ使ったパフェを食べ、ミッションをクリアしたもののその代償は大きかった。~「笛吹市」石和温泉駅の駅なかワインサーバーでワインの飲み比べをする。~ 「韮崎市」1992年創業の”和こう”で甲州牛ロースステーキ会食。と、4つの陣を取ったものの、13,7㎞も歩き、ゴールに到着したのは、17;432日間では29,9、約30㎞も歩いたことになる。
2日目、太川チームは7;08に甲府駅を出発している。向かう先は、南アルプス市。目的地”和菓子 瓦屋”には9時前に着いた。開店時刻の10時まで待つのは時間のロスが大き過ぎると悩んでいると、店主が店を開け、特別にスモモを使ったチーズタルトを提供してくれた。これで、南アルプス市の陣が取れた。
太川さんは喜んで思わず玄関先でルイルイと踊りだす。
あとは、「富士川町」”利根川公園のボロ電”この電車は、1930~1962の間甲府~富士川町22,2㎞を走った。~「中央市」た・から農産物直売所で生で食べられるというとうもろこし”雪の妖精”をかじった。~ 「昭和町」"麩の岡田屋”で生麩たっぷりかき氷を食べているところへ河合チームが来た。ここのルールでは早い者勝ちなので唇をかんで引き下がざるを得ない。(太川さんはこの時点で勝利を確信しただろう)~ 「甲斐市」”信玄堤公園で釜無川左岸2㎞にわたる武田信玄の治水システムを見る。
14:53、甲斐市から韮崎に出て甲府に帰る。午後6時の締め切りに余裕を持ってゴール!!
太川チームが2日目に歩いた距離は3,4㎞、2日間の合計は9,2㎞。12の陣を取り、河合チームの10を上回り勝利。河合チームは負けてやったのか、必死に勝ちを取りに行ったのか、ともかく、この勝負は太川チームの4勝3敗2分けとなった。
(この文を書くにあたりタビリス鎌倉淳さんのブログから大いに資料を頂きました。いつも、敬意を表しつつ氏の正解ルートを拝読しています。有難うございます)