弓流し図鐔 藻柄子宗典
弓流し図鐔 銘 藻柄子入道宗典製
先に紹介した逆櫓図の表の図。鉄地肉彫地透金銀素銅象嵌。
義経が、落としてしまった己の弓をなぜに危険を冒してまで奪われまいと争ったのか。良く言われていることだが義経は小さかった。それが故に使っている弓も小振りである。義経を狙い続けていた平教経と比較すれば何と弱弱しく感じられようか。
だが、そもそも、京五条の橋で弁慶をねじ伏せた義経の戦法は、伝説ではあるが欄干から欄干へと飛び移る、身軽さを利用したもの。小がら故である。平家物語では豪傑平教経と義経を比較するような場面が各所に展開されている。小がらであっても勇敢な義経は、画題としては頗る面白い。
弓流しが史実とすれば、義経は自らの身体的な弱さを平家勢に知られたくなかったのであろう。
弓流し図目貫 無銘
この後に梶原景時率いる源氏の軍団が軍船を連ねて到着。その勢いに圧されるように、平家軍は海路を西にとった。
弓流し図鐔 銘 藻柄子入道宗典製
先に紹介した逆櫓図の表の図。鉄地肉彫地透金銀素銅象嵌。
義経が、落としてしまった己の弓をなぜに危険を冒してまで奪われまいと争ったのか。良く言われていることだが義経は小さかった。それが故に使っている弓も小振りである。義経を狙い続けていた平教経と比較すれば何と弱弱しく感じられようか。
だが、そもそも、京五条の橋で弁慶をねじ伏せた義経の戦法は、伝説ではあるが欄干から欄干へと飛び移る、身軽さを利用したもの。小がら故である。平家物語では豪傑平教経と義経を比較するような場面が各所に展開されている。小がらであっても勇敢な義経は、画題としては頗る面白い。
弓流しが史実とすれば、義経は自らの身体的な弱さを平家勢に知られたくなかったのであろう。
弓流し図目貫 無銘
この後に梶原景時率いる源氏の軍団が軍船を連ねて到着。その勢いに圧されるように、平家軍は海路を西にとった。
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