梅に月図縁頭 政随
梅に月図縁頭 政随
2点の鐔で紹介したように、月や太陽をおぼろに表現したい場合、布目象嵌の手法が採られることが多い。おぼろ、ぼんやりとした状態、捉えどころのない雲の様子、実体のない存在などのぼかしの描写方法について説明している。
この縁頭の図は三日月だろうか、雲に隠れつつある満月だろうか。真冬の凍るような冷たい空気感を示す明確な輪郭とは対照的に、下半には雲のような何かを描いて三日月に仕立てている。面白い描写だと思うがどうだろう。
梅に月図縁頭 政随
2点の鐔で紹介したように、月や太陽をおぼろに表現したい場合、布目象嵌の手法が採られることが多い。おぼろ、ぼんやりとした状態、捉えどころのない雲の様子、実体のない存在などのぼかしの描写方法について説明している。
この縁頭の図は三日月だろうか、雲に隠れつつある満月だろうか。真冬の凍るような冷たい空気感を示す明確な輪郭とは対照的に、下半には雲のような何かを描いて三日月に仕立てている。面白い描写だと思うがどうだろう。