樵夫図鐔 勝随
樵夫図鐔 勝随
瀧の落ちる山奥で薪を束ねる樵夫。山水図を借りて山仕事を描いたもの。裏面は急峻な沢の流れ。まさに山水図の美しい構成。普通だとここに李白が立って瀧を眺めている場面とされる。背後の瀧や遠く連なる山々など、この樵夫はもう見飽きたといわんばかりに作業している。さて、樵の図は良く絵画にも採られているが、単に樵という職業を題に得たものであろうか。実は禅を学び得ることを意味しているとも言われている。彫口は精密で正確。勝随は浜野家の流れを汲む岩間家の三代目。
樵夫図鐔 勝随
瀧の落ちる山奥で薪を束ねる樵夫。山水図を借りて山仕事を描いたもの。裏面は急峻な沢の流れ。まさに山水図の美しい構成。普通だとここに李白が立って瀧を眺めている場面とされる。背後の瀧や遠く連なる山々など、この樵夫はもう見飽きたといわんばかりに作業している。さて、樵の図は良く絵画にも採られているが、単に樵という職業を題に得たものであろうか。実は禅を学び得ることを意味しているとも言われている。彫口は精密で正確。勝随は浜野家の流れを汲む岩間家の三代目。