鷺図小柄 蟻行子長美
鷺図小柄 銘蟻行子長美(花押)
川面を銀線で簡潔に、しかも情感豊かに表わし、わずかに芦の萌え出る様子を添景にして鷺の小魚を狙う姿を描いている。美しい景色であり、我が国の自然観を鮮明に浮かび上がらせていると言えよう。綺麗な川の流れは、我が国の大地を形成する大きな要素。芦原が広がって湿地を生み出し、魚が集まり、農業や漁業が成り立つ。そんな背景にまで想いが広がる作品である。長美は一宮長常の門人。
鷺図小柄 銘蟻行子長美(花押)
川面を銀線で簡潔に、しかも情感豊かに表わし、わずかに芦の萌え出る様子を添景にして鷺の小魚を狙う姿を描いている。美しい景色であり、我が国の自然観を鮮明に浮かび上がらせていると言えよう。綺麗な川の流れは、我が国の大地を形成する大きな要素。芦原が広がって湿地を生み出し、魚が集まり、農業や漁業が成り立つ。そんな背景にまで想いが広がる作品である。長美は一宮長常の門人。