今回、抜栓したイタリアワインは“アンクル ジン”サレント ジンファンデル アッパッシメント 2017です。ジンファンデルとありますが、イタリアならばプリミティーボになります。アッパッシメントとあり陰干しをした葡萄をバリックで熟成されます。
濃厚なイメージのあるプリミティーボは2010年頃から酸の不安定さが解消され、果実味が引き締まった印象に変化した、と考えています。このアンクル ジンも陰干しをすることでアルコール度数も上がるし、果実味も濃厚になるのでは、と思われがちですが。引き締まりあやふやな感じを払拭された果実味は「豊潤な」、と言い現わして差支えはない、と思います。フルーティーで芳ばしくスパイシーな香りに味わいは、意外にも煮蛤、赤貝、海鞘とのマッチングが出来るのでは、と思われます。