春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

越後浦佐、普光寺・毘沙門堂、雪国の灯り。新潟県南魚沼市。

2023-11-03 21:06:27 | 関口文治郎/神社仏閣

昭和6年、瞬く間に燃え尽きたという、
室町時代前期の建築と云われた、浦佐毘沙門天堂、
地元民の喪失感を埋めるように、

再建の意欲高揚を垣間見る、写真1葉。



昭和12年、地元民は堂再建の寄付金集めに奔走し、
足りなくなれば亦、寄付金集めに駆け回り、
焼失後、6年の歳月で、
山形県米沢市に生まれた、
すでに帝国大学を定年になっていた、
建築史家の巨匠、伊東忠太(1867~1954)博士の設計、
毘沙門天の完成を見た。
参拝者は後を絶たなかったという。

👇毘沙門天の回廊から・・
当時の地元民の、意気込みを心鎮め・・眺め・・・‼














👇宝仏殿
住職の代が変わった時だけ開く扉。

この中に、運慶作と伝わる、
大日如来像が祀られ、四隅には、
持国天、増長天、広目天、多聞天(毘沙門) が、
祀られているという。



余談ですが、
日本の製鋼・鋼管技術の先駆者とされ、
群馬県みどり市花輪で生まれ、
旧花輪小学校の建設費を寄付した、
今泉嘉一郎工学博士。
彼の古希を記念した、胸像及び顕彰碑銘板の設置所の設計は、
伊東忠太博士、工科大学時代の同期で、
毘沙門天堂完成、前年に落成を終えている。






清閑にして気品の毘沙門天堂
山門から振り向けば、再建に気鋭のを上げる
地元の人たちの姿が、ありありと浮かんできます

コメント (4)
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