春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

卒塔婆小町に、坂東札所 浅草寺 ④-④ 

2021-10-22 21:06:13 | 坂東札所

👆浅草寺、戦火に唯一残った二天門は重文に、
境内一番目立たないところに移築されてます!


浅草寺は広く、昼前について、もう日暮れの時刻、



ブログも4ページになって、
残り千葉県の7堂が、遠く・・。
ちょっとばかりの広さに石垣、
煙草を吸えるところがあって、
隣の席から、撮ってと言われて・・・、


水を飲む間も無くてでした。



👇浅草仲見世通り、雨に錆びた鋲での小さなポスター、
下町の2LDKに住む、

二宮さよ子さんに似て、隠れてるような場所に。
坂東札所巡りをしていなければ、
見過ごしていたかもしれません。





なぜ あの時九十九夜と言わなかったのか、
百夜、私のもとへ通ったら、
恋慕の思いを叶えてあげましょ、
と言ったばかりに、
最後、百夜の前の日に、亡くなるなんて・・。

摂津国阿部野で朽ちた卒塔婆に腰掛け、
通りすがりの高野山の僧たちに立ち退きの説教を聞かされ、
私の座る卒塔婆とは、仏の中の人が言うこと、
私は
そとの人、何が悪かろう!

私は老いた。
卒塔婆から立ち上がり、狂乱の舞う姿は、
美貌を誇り流した浮名を懐かしみ、
今は老いた境遇を嘆き、
私は「小野小町のなれの果てだ・・」
私に恋慕した豊草少将の怨念が、
恋を成就できなかった、
豊草少将の百夜参りの怨念が、
この老いた小町を苦しめる。

朽ちた卒塔婆が朱く染まる、日暮れ、
狂気から醒めた小町の輝いた目の光は、
後世の成仏を願うのが・・・人の道だと、
悟りの道の旅に志の胸を大きくする。

夢であるなら、覚めないでほしい・・と、
夢の和歌なら小野小町と、
その美貌は着物を通せば、
さらに例えようがなかったと・・。

老いて、旅先のさらなる老いに、
里の人たちは、

小野小町は枯れ木と、見違える身体になっても、
詠みました。
我死なば 焼くな埋むな
  野にさらせ 痩せたる犬の 腹を肥やせよ

文学座、杉村春子さんの部屋付きの女優として、
芸を磨き、脇役はいぶし銀、二宮さよ子さん。
書に、着物に、踊りに、

脚本・石川耕司さんとのコンビは、
二宮さんの語りに、見えない姿の人物が、
ありありと浮かびます。
二宮さんもまた芝居の感情表現を、
追求し続ける女優さんかと・・。

👇題字は二宮さん。



こっちの12月のこの日は仕事、しごと。
13日なら皆に会う前に回れ右、
しかとできるかな?
下北沢 駅前劇場、100人ばかりのホールだし、
来る人は皆、高そうな着物を着た婦人ばかりだし、
よれよれのパンツでは・・・気も引けるし・・・。
今回は2000円も割り引いてる、
度々の中止で2年越し、だったのに・・。
まあぁ~いっか。
小野小町・与太郎河童、
浅草寺で気持ちが、乱れてでした・・。


コメント (4)
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