文治郎が亡くなって、江戸後期、
文治郎の兄弟分、石原常八郎の弟子たちは、
自由闊達な想像力を、鑿の刃先に渾身の力を加えている。
材質も、ぜいたくに厚い板に彫り込んだ重厚感に、
一点一点に早まる鼓動を抑えきれない。
『一見の価値あり」と教えてもらい、
現地着けば、ちょっとがっかりして引き上げた、
高崎市柏木沢「不動寺」の近く。
石原常八稚一家の彫り物が、あるとは知らず、
榛名神社で始まり、榛名神社で終わる、今回、
教えてもらわなければ、生涯見ることは無かったかもしれない。
彫師は石原常八一家、黒保根花輪の彫刻師集団。
石原吟八作と間違えてコメントし、
鳥居では真夏の天気に加えて、緊張感で鼓動が、ドッキンドッキン、
彫り物、見上げれば暑さ忘れるほどの、
「宿稲荷」が 👇
「きょうは、大満足だった、なッ?」
「ウン!」
写真 2018.6.30 高崎柏木沢