ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

避難の権利

2014-07-07 | Weblog
昨日は、福島原発事故避難者「うの さえこさん」(ぴあ・ネット/100万年の会主催)のお話を聞く会でした。雨の中にもかかわらず、一般座敷は参加者で一杯でした。

うのさんは、2010年3月より福島原発プルサーマルに反対して脱原発の行動を開始、ハイロ(廃炉)アクション福島原発40周年イベントに向け準備中に原発震災が起き、3歳の娘さんと山口・福岡・京都と避難生活をしながら、国内外に福島の現状を発信し、福島の子どもを守る活動を続けておられます。

東電・政府の安全キャンペーンで、原発や放射能の危険性の情報を発信したり、避難するものは非国民のような扱いを受け、理不尽な思いをしている。原発事故子ども被災者支援法に避難の権利が保障されているにもかかわらず、基本方針は骨抜きにとなっているのではないか。

子どもたちの甲状腺被曝は89人(手術済み50人、疑い39人)とされている。県の専門部会で「手術済みの子どもの多くはリンパ節や肺への転移が診られる」と指摘している医師もいる。政府は避難区域の解除や20ミリシーベルト/年以下の地域は帰還促進をしているが、子どもたちの被曝を避ける権利を
保障すべき。政府として福島圏内のみならず、県外の高い汚染の地域も対象に、保養・健診・健康管理・情報提供・住居・就労等の支援を法に基づき実施させるよう求めている。

と、あふれる思いを語っていただき避難者の状況が身近になりました。亀山ののこさん写真集「100人の母たち」の映像もすばらしかったです。うのさんのナチュラルでしなやかな強さにも惹かれます。

参加者の中には福島事故の時には海外で生活されていた方もおられ、当時、ニュースでは日本の原発事故のことばかりだったそうです。国内では早々に事故収束、アンダーコントロールとまた安全神話が復活しています。原発避難者の方のお話で、何も終わっていない、何も解決していないことが、参加者のみなさんに伝えられたかな、と思います。もし、町内にも避難されている方がいらっしゃったら、ご連絡下さい。

同じ日、大阪弁護士会主催で扇町公園にて、野外集会「平和主義が危ない!秘密保護法廃止!!」が行われ約6000人が参加、デモが行われました。参加はできませんでしたが、同じ気持ちで一杯です。

画像:うのさえこさん

福島原発事故避難者からのメッセージ

2014-07-04 | Weblog
みなさまへのご案内

   ひとりひとりのかけがえのないいのち、

       かけがえのない暮らし、かけがえのない人生

            フクシマの悲劇を繰り返してはいけない 

 と、福島原発事故避難者「うの さえこさん(原発いらない福島の女たち・ハイロアクション福島原発40年実行委員会委員長)」は伝え続けておられます。うのさんのお話を聞く会のご案内をいたします。ぜひお越しください。
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『カフェ ぴあ・ネット』                           

  放射能災害の中で生きる
   「それでも、ここからはじめよう」

~福島原発事故避難者からのメッセージ~

お子さんを連れて福島から京都に避難されている 
うの さえこさんを囲んでお茶をのみながら
おはなしを聞きましょう。


・と き:2014年7月6日(日ようび) 
・午後1時30分~3時30分
・ところ:島本町ふれあいセンター3F 「一般座敷」(JR島本駅徒歩8分、阪急水無瀬駅徒歩15分)
・申 込:不要
・参加費:300円(お茶とお菓子つき)      

        *出入りは自由。お子さん連れOK♡

ぜひお越しください!

・主催  ぴあ・ネット/100万年の会   

画像:うのさえこさん撮影 福島にて


幼稚園見学

2014-07-03 | Weblog
ようやく恵みの雨が降り、田んぼも瑞々しく、水無瀬川も水の流れがあり、涼やかです。

今日は午前中に高槻市立五領幼稚園に異年齢児学級保育について、ピッコロ保育園の理事のみなさんと一緒に見学をさせていただきました。昨年度より4歳児・5歳児異年齢合同保育を実施されています。

本年度は34名1クラスを担任、担任外、支援、園長という職員体制で行われていました。広々とした遊戯室・保育室、教材や遊具を保管する倉庫、保健室、相談室など、十分すぎるスペースがありうらやましい限りでした。

市は2006年度から市立幼稚園3園に異年齢時学級保育編成を導入し、順次、他の園も実施、2014年度には23園中19園となっており、2015年4月には23園完全実施できるように進められています。「ひとりひとりを大切に、という人権教育を保育の基本は変わらず、4歳・5歳の異年齢の幼児が同じ学級で遊び、生活する中で、人間関係や遊びの幅を広げ、優しさや思いやりの心を育み、自信や自己肯定感の育成を図ることが目的」と子ども未来部の担当の方からも説明を伺いました。

園長先生からも具体的な保育実践や保育計画などたくさんの資料をもとに丁寧なお話をお聞きし、有意義な見学となりました。島本町の幼稚園教育を考える上でも大いに参考になりました。お忙しい中、見学を受け入れていただき、本当にありがとうございました。


議会運営委員会

2014-07-02 | Weblog
朝7時30分よりJR山崎駅にて、戸田靖子議員と一緒にマイクを握り、解釈で憲法を変えること、そして集団的自衛権行使容認の閣議決定に抗議する訴えをしました。閣議決定は許したが行使させないよう、持続的に行動しましょう、とお伝えしました。

午後は議会運営委員会を傍聴しました。案件は議会運営委員会で検討する項目でした。河南町議会から議長さんも来られ研修し、継続して議論されていた予算・決算委員会の設置については、全員合意が得ることができず、現状どおりとされました。とても残念です。

「請願者の意見表明を保障すること」についても、戸田議員<人びと>、河野議員<共産党>は必要性を述べましたが、「委員会でその都度諮れば良い」とあっさりと却下されました。憲法が保障する請願権を行使された場合、可能な限り請願者の意見を十分聞いて審査する機会があって良いはずです。これまで請願者が求めても委員会で必要なしという声が多く、この12年間では保障できていません。多くの検討課題がありますが、一項目ずつ、じっくり調査しても良いのでは、と思います。

午後4時から、秋に開く原発講演会の打ち合わせをし、その後、阪急水無瀬駅で市民のみなさん、戸田議員・外村議員とも合流し集団的自衛権行使容認の閣議決定に抗議のビラ配りとリレートークを行いました。80代のSさんは学徒動員・大阪空襲の体験をマイクで語って下さいました。「戦争になれば、空襲で家が焼けても保障してくれない」「学徒動員では重湯のようなものしか与えられず過酷な労働をさせられた」「孫たちを戦争に送りたくない」「憲法を変え、戦争させるようにした安倍首相を絶対に許さない」との訴えは胸を打つものでした。

集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を強く求め、実際に行使させないよう、あきらめずにがんばりましょう。

画像:駅前での市民の方のアピールを心に刻む

閣議決定に抗議!

2014-07-01 | Weblog
とうとう本日、安倍首相は集団的自衛権の行使を容認を閣議決定しました。数万人が官邸前で、全国各地で、抗議行動が広がる中、国民の反対の声を踏みにじる自民党・公明党の暴挙に抗議します。

夕方からJR高槻駅前で「変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本」で1,000枚の抗議ビラを配布し、怒りを込めてアピール行動を行いました。

いつもより高校生がビラを取ってくれました。「若いあなたたちを戦争に送りたくないからね」と声をかけ、当事者として考えてもらいたいと切に思いながら手渡しました。

「自衛のために行使する」と安倍首相は記者会見で強調していますが、政府の判断次第で自衛隊<軍隊>はどこへでも行き海外で戦争できるのです。国民の命は危うくなります。多くの戦争は自衛のためと大義を掲げ、人を殺し、殺されたのです。

公明党も解釈で憲法を変え、平和の党の看板を投げ捨て、閣議決定に署名したのですから国民から厳しく責任を問われるでしょう。許しがたいです。
大江健三郎さんも「閣議決定を許しても実際の行使までは絶対に許さない」と抗議の会見をされています。
私たちも、絶対に集団的自衛権行使を運用する法整備をさせないよう、持続して行動していきましょう。