ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

JR島本駅西土地区画整理事業

2013-06-07 | Weblog
6月2日、午後7時よりJR島本駅西土地区画整理事業準備組合経過説明会がふれあいセンターで開かれました。傍聴の案内は町ホームページに数日前に掲載され知りました。

島本町総合政策部部長を初め担当職員、まちづくり活動支援業務を委託している大阪府都市整備推進センター、事業協力者の大成建設(株)、準備組合理事会役員が出席し、一般組合員のみなさんに事業の経過を説明するという会でした。

というのも、昨年11月の準備組合第3回総会にて事業協力者に大成建設(株)を承認して以来、半年経過していますが、いまだに準備組合と協定書の締結ができていない、その経過と理由について説明がありました。その間5回の理事会、5回の理事会意見交換会、1回の3役会が開かれており理事会内での協議も難航している様子が伺えました。そのことは当日の資料でわかりますし、資料は役場の情報コーナーで閲覧できます。

具体的には理事会は総会後、文教ゾーンに立地予定の学校法人について、西大和学園中高との協議を前提にまちづくりを進めることを決定(1月26日理事会)しました。しかし、大成建設から提案する学校は大阪青凌中高であることを公表(2月)され、くい違いが生じました。事業は保留地を処分した費用で賄うので保留地を買ってもらえる学校法人でなくてはならない要件なのです。

大成建設からは「立地予定の学校名は公表できないが、西大和ではないことは表明しており、そのことを理解して選定していただき、総会で承認されたものと認識している。受け入れてもらえなければ清陵への責任も生じる。都市計画手続が遅れれば、H27年度中に着工希望の水無瀬病院の進出が難しくなる。地域医療を核にすえたまちづくり、という事業ができなくなる」と説明がありました。

選定委員会(理事も含む)では、もう一つの応募者の竹中土木の提案では〈西大和学園中高〉を検討しているにもかかわらず、事業スケジュールを鑑みると府内の中高一貫校を優先交渉するとした大成建設案を選定しているのです。理事会は大成を選定しても内容の変更は可能(西大和と協議できる可能性がある)と認識していたようです。

組合の地権者からは「そのまま(大成と)事業をすすめていただきたい」との意見もありましたが理事からは「準備組合の同意を地権者から得る際、西大和学園ということではんこをもらった。学校が違うなら本同意のはんこがもらえなくなり、事業ができなくなることを避けたい。」ということでした。2つの想定される方針が提案され、それぞれ課題も示されました。

方針は①大成建設の提案する文教ゾーンの構想案を受け入れ、大阪清陵中高と協議を行う場合⇒第3回総会の結果に基づき、協定を締結

②理事会の提案に基づき、文教ゾーンの構想として、西大和学園中高と協議を行う場合⇒
準備組合は、大成建設との協定を白紙にし、改めて事業協力者を再募集する

ということです。経過説明会ででた意見を踏まえ理事会で方針を検討する、ということで閉じられましたが、選定した事業協力者と締結できない、というのはあまり例がなく、事業やまちづくり構想について情報の公開、丁寧な進め方、全体の議論が十分だったのか、地権者のみなさんの合意は十分だったのか、疑問です。

この際、時間をかけて西側のあり方を町民全体で議論する機会ではないでしょうか。
今年も田植えの時期です。青々とした光景に、ほっとさせてもらえます。



九条の会

2013-06-06 | Weblog
6月2日は大忙しでした。

ランチ会を終え、しまもと九条の会」主催の「今こそ学ぼう!憲法のこと」学習会に参加しました。丁度戦争体験者の方のお話があり、次に大阪弁護士9条の会の松本七哉弁護士の講演でした。「憲法が改定されたら・・平和・暮らし・権利はどうなる?」と憲法の大切さ、どのように変えられようとしているのかを、わかりやすくお話頂きました。企画された九条の会の世話人のみなさんに感謝いたします。

講演のみで失礼し、急ぎ高槻へ。
憲法アピール行動をの打ち合わせでした。様々な市民運動に係るみなさんとの意見交換も貴重です。

午後7時からのJR島本駅西地区開発に係る会合に間に合うように島本へ、とんぼ帰り。傍聴した経過説明会はかなり紛糾しました。

楽しかったランチ会から、その日の終わりは重たい気分でした。

ランチ会

2013-06-06 | Weblog
6月2日はぴあ・ネット/100万年の会主催で「つくって・食べる~かんたんな放射能の減らし方」ということで、ふれあいセンター調理室をお借りしてランチ会をやりました。

3・11福島原発事故により海・大地・空気が汚染され食べ物の放射能汚染は深刻です。放射能による内部被曝の約80%は食べ物の摂取によるものですので、可能な限り汚染の少ないものを選んで食べるようにしたいと思います。また、調理の仕方のよっても放射能を減らすことができることがチェルノブイリの経験でわかりました。

ランチ会では野菜やお肉の洗い方、切り方、ゆで方などを工夫してつくりました。鶏肉のソテーもひと口大に切り、2%の食塩水に40CCの酢を入れた中に30分ほど漬け込み、野菜も断面を多くして切り水洗いし、茹でます。お米も放射能検査済みのもので野菜もほとんど自家菜園のものを使いました。

島本町の学校給食の食材も放射能検査がされており、町ホームページで公表されているものを資料でお渡ししました。4月の測定結果は合格でした。ただ、「検出限界が18ベクレル/㎏は高いのでは、もっと検出限界が低い(精度の良い)測定器で測れないの?」との声がありました。ドイツ放射線防護協会は福島事故後に子どもは4ベクレル/㎏以上のものは与えないように、と提言していますので、検出限界の低い機器での測定を求めていきましょう。

14名+小学生1名+赤ちゃん(スタッフ6名含む)でわいわいと原発について情報交換しながら
おいしく頂きました。

福島原発からは毎日1000万ベクレル、毎日2億4000万ベクレルの放射能が放出されている、と昨年9月に東京電力が発表しています。現在もほとんど変わらない状況ではないでしょうか。





宇井眞紀子写真展「アイヌ、風の肖像」

2013-06-04 | Weblog
約20年間にわたり北海道二風谷でアイヌの人々と暮らしを撮り続けてきた宇井眞紀子さんの写真展「アイヌ、風の肖像」(京都・堺町画廊)を見に行きました。

写真展はアイヌ女性のアシリレラさんファミリーの暮らしを撮ったものです。伝統的な茅葺の家(チセ)に集う人々とアイヌの精神文化を大切にしながら共同生活を送っています。二風谷ダムの建設中止を自然環境を守るためアイヌの人びとが訴えておられることを知っていましたが、アシリレラさんが中心的存在だったのですね。

「大地のものは、いのちあるすべてのもののためにある。
  人間だけのもの、国のものはどこにもない」
「『自然を保護する』なんて大それたこと。
  だって、人間は自然の一部で自然の中で生かされているんだから」

写真に添えられたアシリレラさんの言葉は深いです。宇井さんの写真は「アイヌ、風の肖像」(新泉社発行)という本で発行されています。

3年前に北海道のべてるの家を訪ねた帰路に萱野茂二風谷資料館に立ち寄り、先住民族であるアイヌの文化・暮らしに触れたことも、写真展に足を運ぶきっかけになったのでしょう。

写真:堺町画廊は土壁の蔵のようなつくり 案内板

国連、慰安婦発言を批判

2013-06-04 | Weblog
国連の拷問禁止委員会は5月31日、旧日本軍の慰安婦問題で「日本の政治家や地方の高官が事実を否定し、被害者を傷つけている」とする勧告をまとめました。

そして、日本政府がただちにとるべき対応として「当局者や公的人物による事実否定や、それによって被害者を再び傷つける行為に反論すること」を明確に求めています。

勧告では、元慰安婦に対する公的な補償や救済措置がなく、関係者の訴追が行われていないことに懸念を表明し、さらに、日本政府に対し、全ての歴史の教科書に慰安婦問題を含めるよう求めています。

日本維新の会橋下大阪市長発言が国際的にも容認できないものであることははっきりしました。それでも発言の撤回と謝罪をしないのでしょうか。

大阪市議会の橋下市長への問責決議が成立しませんでした。決議に反対した公明党市議団も橋下発言を容認していると受け取らざるを得ません。

写真:国連の朝日新聞記事(6月1日付け)

会派代表者会議

2013-06-04 | Weblog
しばらく更新が滞っていて申し訳ありません。この1週間の主な活動報告などをいたします。

5月27日~会派代表者会議 改選後、初めての会議で座長は議長です。
前議長から申し送り事項の1)通年議会の試行について 2)予算・決算常任委員会の設置の有無については、議会運営会で協議することにしました。3)議会費補正予算 4)議員研修については、通年議会を実施している大阪狭山市議会を研修先に選び、調整していただくことになりました。

最後に、議長から案件にない会派室の件で発言があり驚きました。内容は「公明党、自民・無所属の会から午前中に要望書がでている。公明党からは現在、自由民主党クラブと共同で会派室を使用しているので、空いてる元民主の部屋を使用したい、自民・無所属の会からは自民クラブの部屋を(共同)使いたい、との要望なので認めたいと思う」という主旨でした。

改選後、議員構成も会派構成も変わっているのですから、そのような要望がでているのならば、会派室を持たない共産・人びとや会派に属しない議員の意見もあらかじめ出し合って協議する必要があるのではないでしょうか。会派室については継続して議論をすることを求めました。


5月29日~情報公開請求した資料(6月議会補正予算の予算要求書)の閲覧 3期目の川口町長の政策予算になります。町の大きな課題に係る予算も含まれています。肝心なものは、直近で出されることも多々ありますので、議事日程を決める議会運営委員会まではわかりません。

5月29日~会派室について、人びとの新しい歩みで議長に文書を提出しました。

5月31日~議会運営等に関し検討して頂くよう、人びとの新しい歩みで議長に要望書を提出
     しました。内容は以下の通りです。
    1)地域防災計画(改定)、子ども・子育て支援事業計画を議決事件とすること
    2)現行は議案説明を議運にて議会事務局長が行っていることをあらため、正式に執行部(町長・副町長・総務部長)より説明を求める
    3)意見書の取扱について、議会運営申し合わせ事項にもとづき、議員定数の4分の3以上の賛成者がなければ本会議に上程できない(注:議案とならない)としているが、会議規則どおりに「議案提出要件を2人以上の賛成」とするよう改めること

写真:共同購入会「使い捨て時代を考える会」から届いたお菓子