ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

ほんとうに憲法をかえていいんですか

2013-04-30 | Weblog
4月27日(土)夜、「憲法をかってにさせない会」の主催の憲法講演会に参加しました。タイトルは「ほんとうに憲法をかえていいんですか-改憲派のめざす国家とは」で、講師は山本健治さん(憲法をかってにさせない会世話人)です。

「憲法は公布・施行以来、もっとも危機的状況にある」「自民党・維新・みんな及び民主党の改(壊)憲派が一つになる」「まず96条改悪から。あとはゆっくり本丸攻撃」「今夏の参議院選挙が最大の正念場である」と憲法を取りまく状況を話されました。島本町でも市民のみなさんと学習をはじめているところですが、どのように変えられようとしているのか、山本さんのお話でさらに危機感を持ちました。

自民党の憲法改「正」草案は「天皇を元首とする」「集団的自衛権・国防軍の保持」「基本的人権の制限・義務強化」「公共の福祉から公共の利益・公の秩序へ」とし、現憲法の国民主権・平和主義・基本的人権の尊重と言う民主主義の原則を根本から壊すものである。

9条改正は戦争する国をめざしているのは明らかだが、これを前面に出すと反発されるので、今回は憲法96条だけを変える、と言っている。96条は憲法を変えるには国会議員の3分の2以上の賛成を必要とすることを定めており、これを2分の1にして変えやすくするものである。参議院選挙の最大の争点にしようとしている。

現在、衆議院憲法審査会では憲法の11章を1回で1章というペースで討議・検討され、すでに8章まで終え、後3回の会合で審査を終えようとしている。審査会は憲法改正原案をつくるために設置されているので、いつでも国会に提案できるよう、国民投票の議案とするための準備は進んでいる。昨年12月の衆議院議員選挙で、憲法を変えようという国会議員が8割を超える。

「改憲」ではなく憲法を破壊する「壊憲」をさせず、憲法を実現する取組みをしていこう!と4つの提案をされ、その一つが憲法審査会に意見をだそう、というものです。憲法審査会のホームページにこれまでの衆議院議員の意見が載っていますし意見窓口「憲法のひろば」に意見をだしましょう。
そして周りの人に語りかけて、壊憲はNO!をひろげていきましょう。


写真:淀川河川敷にて オドリコソウの群生


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