ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

さようなら原発~大江健三郎さん

2014-11-24 | Weblog
毎年、賛同人にもなって参加している伊丹市での「何度でも言おう、福島事故は終わっていない~さようなら原発1000人集会」、今回は大江健三郎さんがメインゲストと聞いて楽しみにしていました。直接お話を聞くのは初めてです。

「戦争中は早く大人になって軍人さんになり天皇陛下のために命を捧げることが生き方であると教え込まれたし、思っていた。戦争が終わり、憲法9条で戦争はしないことと、13条で個人として尊重され、一人の人間として権利を持っているということを柱にしてきた。戦争中は中学校(旧制)への進学も無理だと思っていたが、憲法とそれに基づく教育基本法のおかげで大学まで進学できたこと、自分の人生の大きなできごとであった。

2番目に大きなできごとは3・11大震災とそれによる福島原発事故である。母子避難されている方の報告があったが、人間が暮らしていけない場所ができ、このように子どもたちに放射能で汚染されるようなと、住むことができない土地をつくりだしてはいけない」と話されました。

高浜原発再稼動に向けて動き出していますが、核汚染を繰り返してはならない、そのためには原発再稼動をなんとしても止めなくては、と思います。当日は1450人もの参加があったとのことです。

集会の呼びかけ人の元衆議院議員の服部良一さん(社民党)からも、大阪8区から立候補し、原発廃止で取り組む、と力強いアピールがありました。反原発・反基地・虐げられた人びとのそばに、いつも服部さんがいます。同じ八女市の出身ですので、親しみを感じています。