ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

町村議会議員ミナー 「町村財政のゆくえ」

2007-08-04 | 議会
8月3日、午後2時より
町村議会議員ミナーが午後2時よりホテルプリムローズ大阪でありました。府内の10町村議会議員対象に、講師の中井英雄氏(近畿大学大学院経済学研究科長、経済学部教授)により「町村財政のゆくえ」と題したセミナーでした。

地方財政計画の説明や決算カードを使っての自治体財政の分析がなされ、府内の町村でも都市部に近い町と離れている町では、財政状況を分析する基準が違うといわれた点は、新鮮な見方でした。

例示された忠岡町の経常収支比率は05年度決算で104.2%ですが、それほど驚くことではないです、とおっしゃる(へーっ。ウチは財政破綻になると大騒ぎしているのに)。

経常収支比率の内訳からみて、下水道会計への繰り出し金が多いことを指摘し、都市部に近い町なので下水道100%にするためには支出はやむを得ないと・・。
島本町とよく似た財政状況なので、もう少し見解をお聞きできれば、参考になったのですが。

公民連携の限界責任というというお話は、講師の著書があるようなので、また読んで参考にしてみたい内容でした。規制緩和・行革がすすんでいるが、生命、財産を守ることや、そこでしかやれない場合などは、お金がかかってもやるべきではという論も主張されていました。

このセミナーの会場費はいくらかかっているのだろうかと気になりました。

学童保育料の徴収ミス 207件 請求漏れ、過大請求もあり

2007-08-04 | 議会
31日、午後から議員全員協議会(全協)が開かれました。

町教育委員会から03年度から5年間で学童保育料の未請求138件で231万円6530円、請求誤りが69件、その内請求額が少なかった18件は17万7950円(追加徴収する)、過大請求の51件は50万円(還付する)あったことが報告されました。
あまりの公金の扱いのズサンさに驚き、あきれて声もでないという事態でした。


そもそも、このことに関連して、6月議会で私は「学童保育室保育料の徴収ミスを招く事務について」という一般質問を行っています。

以下、1問目の質問のみ抜粋掲載いたしますが
「 昨年度、学童保育室保育料が9ヵ月分も徴収されないままになっていたことが起こっています。預金口座から保育料が引き落とされていないことに気付いた保護者が教育委員会に問い合わせ、判明したものです。

保護者の方は、一人目の子どもさんが入室したとき保育料を納付するための預金口座振替手続きをしたので、二人目の子どもさんについては自動的に口座振替ができるものと思って、手続きをされておられなかったということです。結果的には、この保護者は9ヵ月分をまとめて払わなければならなくなり、金銭的には非常に負担であったということでした。
  
この事実は、保護者からの問い合わせがなければ保育料の徴収ミスを招きかねないところでした。しかも、同様のケースが数件あったということです。保育料が納付されているかどうかのチェック体制及び保護者への周知はどのようになっていますか。本件についての経緯と、今後のこのようなことを防止するための改善策をお伺いいたします。」

これに対し教育次長の答弁は
「~学童保育室の保育料の件に関しましては、特に収入未済額、滞納等含めた収入未済額に関しまして、去る5月23日の平成18年度下半期の定例監査におきまして、学童保育の保育料の滞納額が増加している件について調査をすることと指摘を受けておりましたので、この件も含めて今後徴収事務の不備がないか、徹底的に調査を進めてまいりたく存じます。ご指摘のようなミスが生じましたことを心からお詫びいたしますとともに、再発防止に向けてチェック体制を強力に立て直し、全力で取り組んでまいりたく存じます。」というものでした。

町に入るお金の事務がいいかげんで、全くチェック体制ができていないではないかと憤って、保護者はこの事例がなぜおきたのか調べてほしいと相談されたのです。

少なくとも、この保護者が教育委員会に問い合わせた昨年末の時点で、教育委員会は内部調査を徹底的に行うべきでした。この5月に監査委員に指摘され初めて調査をするなど、お粗末極まりません。担当職員のみならず、教育委員会全体の責任を問われなければなりません。

今回報告された207件の徴収ミスの要因は、保育料決定通知書や口座振替の書類を送っていなかったこと、手続きされても口座振替申請事務を放置していたこと、保育料の金額や利用日数の誤りなどです。

町教委は全協終了後、全保護者に謝罪文を配布するとしていますが、保護者にも大きな負担となります。役場の仕事への信頼が大きく失墜した問題です。

財政難といいながら、町自らが、この様な公金の扱いをしていては、住民への説明にも説得力がありません。教育委員会で起きたことですが、町長部局も身を引き締めて事務をすすめてもらわないといけません。



町立保育所の園庭解放~東大寺公園にて

2007-08-04 | Weblog
31日、午前10時から11時30分まで東大寺公園での園庭解放の見学をしました。
町立保育所の子育て支援事業の一つで幼稚園や保育所に行っていない就園前の在宅の子どもたちを対象にして、保育所を利用して毎週火曜日に行われています。

その日は、年に3回ほどある公園などへ、子育て支援の保育士が出向いて行く園庭解放です。
暑さを避け名神高架下で、三々五々集まってくる親子に、紙芝居やシャボン玉を見せたり。子どもたちは楽しそうです。20組ほどの親子が参加していました。

石積みの土手を登る子どももいて「親だけではつい、危ないからと登らせないけど、保育士さんが見守ってくれるとやらせてあげよう、と思う」と言われていました

保育士さんは合間に気軽に子育て相談にも応じていました。
親にとってはとても安心でき、心強いですね。

終了時間ころには、水の浅い水無瀬川でチャプチャプ。
孤立して子育てを強いられている母親にとって、園庭解放はほっとする場ですね。


(写真は 水無瀬川沿い名神高架下にての園庭解放 )