2年目のジンクスという言葉があります。この言葉は私がプロ野球を見始めた頃、約50年以上前に既に存在していました。基本的な使い方としては、1年目新人王或はそれに近い活躍をした選手が2年目に急激に成績を落とした場合に使われていると思います。拡大解釈として、殆ど2軍暮らしに近かった様な選手が急に台頭したものの、翌年又元の成績に戻った場合にも使われている様です。今年10月レギュラーシーズン最後の登板を不本意な結果で終えCSの登録から漏れた日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手が(2年目のジンクスという言葉があるなら、使わせてもらいたい)と語ったそうであります。この時点で彼は大きな過ちをしています。昨年19試合登板、107イニング122安打62奪三振、6勝6敗、防御率2.69の実績ですが、即戦力を期待されての大卒ドラフト1位入団という経緯からは活躍したと言える成績ではないかと思います。次に今年の成績、19試合登板、104イニング126安打59奪三振、5勝8敗、防御率3.98になりますが、1点以上悪化した防御率と勝率を除き元の数字が決して良くはない為、幸か不幸か急激に数字を落としたとは言えないかと思います。つまり元の成績自体が優れておらず又その成績より少し悪化した数字になった場合に使う言葉ではないという事です。厳しく言えばこの2年目のジンクスという言葉を使う資格は斎藤佑樹にはないと思います。
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