前回新井貴浩は、広島カープ時代に43本塁打を記録し本塁打王に輝いたと記しましたが、意外な事かどうか解りませんが、彼はその年以外に、30本塁打以上を記録した事はありません。40本塁打以上を経験した選手で、他の年に30本塁打以上の経験のない選手は、少しの不調や契約問題等で在籍年数が短かったまま日本を離れる外国人選手を除いては、私の見落としが無ければ、ラビットボールを使用し、打者の本塁打数が圧倒的に増えた昭和25年に、51本の本塁打数を記録した小鶴誠しかいないと思います。つまり40本塁打以上は決してまぐれでは記録出来ない数字であり、中途半端な長打力では達成出来ず、その一つの証明として、他の年にも30本塁打以上を記録しているかと思われます。しかし新井貴浩の場合は、他の年の最高は28本に留まっており、更に最近3年間は、前回記した様に20本塁打にも達していません。この数字を見る限り、彼がどの様なタイプの打者か判断が難しいかと思います。
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新井は2005年は高めのボールをえぐり取るような豪快なプルヒッティングを見せていましたが、それ以外は本当に印象が薄いです。北京五輪の頃ケガをしたらしいですがケガ以前にあまり覇気も感じられず、打率を犠牲にして本塁打狙いに行っても30本行かないような弱弱しさを感じます。
本当に平野・マートン・鳥谷がよく打ち、新井は犠牲フライだけ打てばいいケースが多く、犠牲フライのためだけのような4番打者でした。普通にブラゼルを4番にした方が効率が良かっただろうと思います。チャンスに弱いと言われますが、あのパワーは脅威です。日本人の4番にはあまり拘らくていいと思います。