運動能力抜群の池永正明投手の守備に触れます。彼は飛び抜けたバネと野球センスを十二分に活かし、素晴らしい守備を誇っていました。バント処理、ゴロの捕球から送球、牽制術、全て優れていました。彼の現役時代、現在のゴールデングラブ賞の様な守備の賞はなかったのですが、もしその当時あれば、1年遅れで入団したセリーグの堀内恒夫と共に連続して受賞していたかと思います。その根拠としては、守備力に優れている事は、当然なのですが、投手としての実績も、最低の勝ち星でも15勝、最高23勝を2回記録する等、毎年安定した成績を残していた事が挙げられます。数字に表れにくい投手の守備の評価に関しては、投球である程度の実績があり、守備でも大きな問題がないというか、そつなくこなす投手が選ばれる例が多いものです。この傾向は後の投手のゴールデングラブ受賞者の、その年の投球成績を見れば、十分解るかと思います。その当時、投球実績で彼に匹敵する投手は数少ないとはいえ、存在していましたが、守備力では比較にはなりませんでした。従って、そつなくこなす処か、素晴らしい守備力を誇る池永正明が守備の賞のタイトルに連続して輝いていた可能性は、かなり高かったと推測します。
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