昭和30年代半ばから40年代半ばにかけて、東映フライヤーズの速球投手として思い浮かぶのは年代順に土橋正幸、尾崎行雄、森安敏明の三人の投手です。この三人の速球投手は東映フライヤーズという一球団に限らなくとも、当時の日本球界でも屈指の速さを誇る投手達だったかと思います。今日、土橋正幸氏逝去をニュースで知りました。1998年逝去の森安敏明氏、今年逝去の尾崎行雄氏に続き三人の内では最年長の土橋正幸氏まで亡くなってしまいました。何故か昭和の時代が遠く感じてもの凄く寂しい感じがしてなりません。三人共球が速いという共通点はありましたが、タイプはそれぞれ異なっていたと思います。土橋正幸投手は比較的腰の捻りが少なく、上体の異常なまでの強さを活かした投球が印象に残っています。捻りが少ない為かコントロールには優れ、ちぎっては投げのテンポの素晴らしく早い投球スタイルでした。その快速球を誇る土橋正幸投手と言えども、球速に限って論ずれば尾崎行雄投手、森安敏明投手の後塵を廃すると言わずを得ないかと思っています。しかし土橋正幸投手には彼ら二人には備わなかったコントロール及び投球術があったと思います。
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