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日米を問わず名選手を紹介。

金田正一の自慢(7)

2008-04-21 21:40:14 | Weblog
金田正一は度々、2ストライクを取った後、打者にファールで粘られ結果として三振を取れない投手は、決して一流ではないと言う旨の発言をしていました。以前にも紹介しましたが怪童尾崎行雄投手も、そのクラスの投手と評価していました。では当の本人はどうだったのでしょうか?誠に残念ながら、常に彼の投球を見ていた訳ではなく、当時の記録で推測する事しか出来ないのですが、確かに当時の投手としては、圧倒的に奪三振率も高いのですが、最近の投手と比較すると、1シーズン毎のイニング数がかなり違うとは言え、通算奪三振率7.31、更に奪三振300個以上を5年連続記録した時の奪三振率8.18という数字は、決して傑出している訳ではありません。確かに現在の投手の投じる落ちる球や、スライダーはなく、大きなカーブと快速球で三振を奪っていましたが、本人が吹聴する程の奪三振率ではないのも事実かと思います。