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下絵が終わり、いよいよ彫り進める作業に入る。
4年生は、彫刻による版画は初めてなので、指示したり、教えたりすることがたくさんある。
1時間、ガイダンスの時間をとり、そこで基礎的なことを教えたり、身につけさせたする。
当然だけど、怪我しないように、きれいに彫れるように
①彫刻刀の持ち方
②版木の固定の仕方
③彫る方向
④添える手の位置
などを教え、身振り手振りで試させる。
その次に彫刻刀の種類を教える。
①丸刀
②三角刀
③平刀
④切り出し刀
などがあることが分かる。
また、同じ丸刀や三角刀でも、大小があることに気付く。
いよいよ、実際に彫ってみる。
予め、版木の後ろを下の写真のように墨で黒く塗っておき、そこに○△□と筒の形を鉛筆で書かせました。
まず、□は丸刀の練習をしました。
輪郭を彫ってから、3cmぐらいの彫りかすができるように、中も方向を定めて彫る練習をしました。
次に△を三角刀で彫ります。
掘り出すとすぐに、
「うまくいかない。」
「丸刀は、きれいに掘れたのに。」
と、丸刀と三角刀の掘る感触の違いに気付きます。
「それにすき間が空くし、細い線になるね。」
そこで
「もし、顔や手などあなたの体を掘るときに、丸刀と三角刀のどちらが合うと思いますか?」
と聞いてみます。
「丸刀です。」
「三角刀だと、丸い感じがでません。」
「とがった、ロボットみたいな感じになります。」
最後に、切り出しと、平刀の使い方を説明します。
「○を、カッターの要領で、切り出しで切れ込みを付けます。その切れ込みに向かって平刀で木を削っていきます。そうすると、きれいに形をくりぬくことができます。」
「これは、目や爪など、細かいところではみ出さないように使います。」
「さて、このそれぞれの彫刻刀の特徴をうまく使い分けて、来週から彫っていきましょう。」
内山先生から20年度と21年度の表現のDVDを見せてもらっています。とてもいいですね。内山先生の「ふきのとう」の創作オペレッタもよくできていて感心しました。今,各校で学習発表会を開催していますが,何だか見ていて「ああ!またか」と感じます。光明小の表現は他の学校の子どもたちは指導しなければまねできません。しかし,他の学校の学習発表会の出し物は,光明小の子どもは簡単にできます。ここに大きな違いがあります。だから,光明小の表現は大切にしてもらいたいですね。
図工は自分が今年行っている数少ない大切な教科なので丁寧に教えたいとは、思っています。
でも、週1.5時間しかなく、やりたいことの何分の一しかできません。少ない時間でどれだけのことができるのだろうと時々疑問に思います。
初任者のクラスに入らせてもらっているので、余計な時間をもらって、初心者に迷惑をかけるわけにも行かないし......もっとじっくり時間をとって、いい作品を作らせてあげたいものだと思います。
表現については、今年で区切りをつけます。来年以降は行わないことになると思います。柔軟も終わりにします。国語の研修も幕を閉じたいと思います。そのあたりは、また何かのおりにじっくりお話ししたいと思います。