電柱の絵は、これで説明1時間、下絵3時間になった。
子ども達には、電柱の先端からゆっくりかくこと、2本目の線を見付けることを指導している。
見慣れた、ただの電柱も、しっかり見てみるとたくさんの部品がくっついていることがわかる。よく見て描くと、自分で上手にかけることを実感し、さらに丁寧に見ようとする。
ただし、今日は6年生がプール掃除をしており、私はその手伝いにいき、かなりの部分を子ども達に任せてしまったので、その間は雑な取り組みになってしまったところもあり、ちょっと残念だ。
電柱がそろそろ終わった子も多いので、その先を書かせ始めている。
迷うところだが、背景の家をよく見ていない子が多いので、次週もう一度挑戦させてみようと思う。家を下から見ているのに、概念的に上から見た絵を描いているからである。
そのためには、どうしたら見たままに描けるのか、その指示や手順を考えておかなければならないと思う。
教師に願いがあるからこれだけの時間がほしいんだね。年間計画通り、指導書通りだけでなく、教師の主体性がほしいんだ。この時間をかけた電柱の絵が、これから描かせたり、工作させたりするすべての図工の基礎になるんだね。
丁寧によく見て作品を創る。これは何事にも通ずる。図工だけでなく子どもの心の育成にもなるのだ。
※ 平野先生の指導の「タケノコの絵」が完成した。素晴らしい絵ができた。この学校の校長先生もすごい!とほめてくれた。他の先生や子どもたちも踊り場に掲示された絵の前で立ち止まり鑑賞していく。うれしいですね。また、私のブログで紹介します。