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6年生の理科に出入りの授業で行きました。最初は単元に入る前のガイダンスとして、「私たちをとりまく環境」というページがあります。これから、6年生が1年間かけて取り組む教材は、どれも「人間と自然との共存」というテーマで結びつきます。今、それに気づくきっかけを扱い、年度の終わりに「やっぱりそうだったね。」と持って行くのです。
観察をするわけでなく、実験をするわけでもありません。ただ、教科書の見開きのページの絵を見ながら、人間の作った物や人間の営みと、自然や環境とを結びつけていくだけです。
しかし、どの子も熱中して取り組みます。一生懸命に考えます。
「どんどん、自由に話していいよ。関係ないことはだめだけど、理科に関することなら、周りの人とどんどん話してね。」と声をかけると、
「雨が降ると、川の水が流れるでしょ。そしたら、ほらこの浄水場で水をきれいにして、私たちの家の台所に来るよね。」
「そうそう、私はね、それと森が結びつくと思うの。だって、森があると水がきれいになるって言うじゃない。」
「僕はさあ、雨がふると、ほら、ここにダムがあるだろ。そこに水がたまって、発電に使われると思うんだ。そうすると、家庭のこの電気が点くよ。」
「ダムといえば、ダムの水を引いてきて、畑に作物ができるんじゃない。それが、この食卓にくることも考えられるね。」
どんどん、発想が広がります。
授業後、「先生、理科って楽しいね!!」と、何人かが話しかけてくれました。う~ん、今日の理科はあまりおもしろいところじゃあないんだけど、おもしろかったんだあ。それは、君たちがおもしろくしちゃったんじゃないの??と思いました。
出口の授業の流れも楽しみです。3月に記事になるでしょうか?