本時は、前時に各児が見つけた「変だ」「おかしい」という疑問点から、各段落の目当てを作るのが目当てだった。
が、
「海の命」って何?という疑問が出された。
T:考えてみようか?S:海に命なんてないよ。S:海とともに生きるってことだよ。S:海と共に生きるって何?S:海で魚をとる漁師のことだよ。S:じゃあ、漁師は海の命なの?S:...何だか分からなくなった。
S:分からなくなったら、国語辞典で調 . . . 本文を読む
物語は、主人公の変化(成長)を通して、主題が語られる。もちろん、あらすじレベルでも主人公の変化はおおざっぱに分かる。なぜなら、私たちは日本人で、物語は日本語で書かれているからだ。
「海の命」でも、大魚を殺さないことは海の命が大事だからだといった感想は、初発の感想ですでに書けている。
しかし、太一が与吉じいさや母親と交わる中で本当の父と向き合い、自然と共生していく自分なりの生き方を見つけていくと . . . 本文を読む
海の命の学習が始まった。
本年度のクラスは、真面目で、一生懸命「書く」「聞く」子が多い。反面、もっと「気軽に何でも話合おう」と呼びかけるのだが、「話す」ことにはとても抵抗がある。
だから、4月からなかなか話し合いが深まらずに困っていた。
しかし、2学期から私の考えを変えることにした。
このクラスは、話すことよりも、「書く」ことが好きなのだとまず彼らを受け入れることにした . . . 本文を読む
この物語の題はなぜカレーライスなのか、が残された課題です。これを話し合いながらこの物語の主題を考えてみたいと考えました。
①お父さんとひろしを仲直りさせたのがカレーだから。②カレーが好きだから。上手だから。③毎回カレーだから。の3つの意見がでました。
①の根拠は、最後にカレーを一緒に作ることで仲直りできた。②の証拠は、お父さんは下手だけど特製カレーって言っているから上手なつもり、などと出ました . . . 本文を読む
最初は5の段落で気持ちが変わったと考えていました。
でも読み込んでいくと、5の場面ではもう謝ろうとしていることが分かりました。では、謝る気持ちに変わったのは4の場面にあるのではないかと考え、この日は4の段落にもどって考えました。
キーワードは、「目玉焼き」「お母さんの描いた似顔絵」の2つ出されました。
目玉焼きの意見が圧倒的に多かったので、目玉焼きについて調べることになりました。
目玉焼き . . . 本文を読む
問題は「絶対にあやまらないと思っていたひろしは、どこであやまる思いに変わったか。」です。
3の段落 4の段落 5の段落 6の段落に入っていると子ども達から出てきます。
決を採ると、4の段落と5の段落が半々です。4の段落か、5の段落に、変化した何かがあるんだね。それは、どの言葉?からこの日の話し合いが始まりました。
最初は5の段落だという意見が圧倒的でした。言える言えるって書いてある。これは . . . 本文を読む
Aさんが、一生懸命に話し始めてくれたおかげで授業が動き始めます。「小問題は あやまれば仲直り完了と分かっているのになぜあやまらないか です。」
6つぐらいの意見がでました。6つじゃ、多いね。どうしたらいい?と、聞いてみました。まとめる~
といいながら、一生懸命に黒板を見ます。そして2と4は一緒だね...と同じものを探します。が、今回はどうしてもそれ以上同じものがありません。子ども達の方から、先 . . . 本文を読む
ここで問題になったのは、お父さんは自分のカレーが「下手」というのを自覚していたかしていないかです。
自覚していた 4自覚していない 24 からスタートしました。
自覚していない。自覚してないから、大盛りのカレーを..自覚していないから、そら食べろって言えるんだ。ぱくついたって書いてあるよ。だれが「ぱくついた」の?「お父さん!!」「特製って書いてあるよ。」特製って、おいしいっていうことだと思う。 . . . 本文を読む
前回最後にノートに書いておいた、「もっと、こう、なんていうか、もっと――。」のダッシュに入る言葉から考え始めました。
ノートには①お父さんの性格がいやなんだ②大人っぽいことなんだよ③子どもっぽいと思われるのはいや④幼稚園扱いじゃなく6年生として扱って⑤もっとかっこいい感じ⑥も~どうでもいいや⑦感情をちゃんと出してる。の7通りの答えが書かれていたことを紹介した。
「この次にどうするの?」と訪ねる . . . 本文を読む
「ひろしは、自分が悪いのに怒っているのはなぜか」①いきなりコードを抜かれたから②お母さんがお父さんの味方をするから③お父さんが子ども扱いするから
この、大問題がどうもすっきり解決しません。そこで、今日もこの課題を解決するために、小問題を解決していきます。なぜなら、このカレーライスのクライマックス場面は、主人公のひろしがこの大問題を自分の力で解決していくからです。
まず、1の場面の問題はほとんど . . . 本文を読む
カレーライスの第一場面に挑戦子どもの作った小問題の、「ぼくは悪くない」→「じゃあ、だれが悪いのか」から入った。登場人物 ひろし お父さん お母さんを押さえ、この問題ではお母さんははずして良いことになった。ひろし19人 お父さん1人 両方9人ひろしも自分でも悪いと思っていることが多数根拠として出された。
だた、発言が第三者的に、外から眺めてひろしも悪いよという趣旨の発言が続いた。
もう . . . 本文を読む
10月17日 浜松授業研究の会
M先生が行う、やまなしの授業の模擬授業を行った。
T:みんなならどうやって読む?(子どもの身になって?)S:ただ「どうやって読む」と聴かれると、何が何だか分からない。S:教師が何を求めているのかが分からないから音読できない。T:では、一人ずつ段落ごとに順に読んでいってください。
T:まず登場人物を調べましょう。S:登場人物て何ですか?S:二 . . . 本文を読む
6月の授業研究の会
12月で大問題「かにのお父さんのもう寝ろ寝ろと言ったのに、ついていってみようと変わった気持ち」K先生の授業構想はついていってみようの目的は何か?調べはじめはどこで、調べ終わりはどこか?について話し合うことだ。この意図はわかるが、最初からこうした問題は子どもからは出てこないと思う。
まず子どもたちは「ねろと言ったのに、ついていってみようと変わったのはなぜか」を知りたいだろう。 . . . 本文を読む
39回授業研究の会の最後の1時間は、6年生国語「海の命」の教材研究を行った。
このお話の主な登場人物は、太一、与吉じいさ、父、母で、主人公は当然太一だ。
「~の太一が、~を通して、~になるお話。」とこの物語を一文で要約する。ここで、話題になったのが、最初の太一をどの段落で考えるかだ。父をあこがれていた子どもの頃を物語の出発点と考えるか、漁師として一歩を歩み始める与吉じいさへの弟子入りの部分を出 . . . 本文を読む
近くの学校の研究発表会で、1年生と6年生の国語の授業を参観してきました。
どちらもおもしろい授業でした。教師の問いかけについて、共に考えてみたり、自分ならこう問うだろうと考えたりしてのめり込んで見ていました。
6年生「平和の砦を築く」休み時間、子どもたちはお客さんがたくさんいても、思い思いに遊んでいます。ちょっと騒ぎすぎかなと思うほど、元気でした。始業2分前になるとサッとそれぞれ自分の席に着き . . . 本文を読む