totoroの小道

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海の命(2)疑問を感じながら読んでみよう

2019-02-27 00:07:37 | 6年 国語

物語は、主人公の変化(成長)を通して、主題が語られる。
もちろん、あらすじレベルでも主人公の変化はおおざっぱに分かる。
なぜなら、私たちは日本人で、物語は日本語で書かれているからだ。

「海の命」でも、大魚を殺さないことは海の命が大事だからだといった感想は、初発の感想ですでに書けている。

しかし、太一が与吉じいさや母親と交わる中で本当の父と向き合い、自然と共生していく自分なりの生き方を見つけていくというような、もっと掘り下げた読みをさせたい。

作者が埋め込んである仕掛けに気づいて、その意図を読み取っていきたい。
事件や、異質な物がなかったら、物語が成り立たない。
作者は、わざと事件を作り、その事件に向けて異質な部分を文中に埋め込んでいる。

ひとたび、それを見つけると、「あれっ、おかしいぞ。」と気になるようになる。
「気になる」と「解決」したくなる。
そこから、本当の学びが始まる。

そこで、この時間は、グループになって友達と読み合い、一見すると見逃しそうな、
主人公の「変な言葉」「おかしな行動」を見つけていった。
主人公の気持ちは、言動として表れるからである。

最初に、一つ見つかると、コツがわかる。
次々と見つけることができる。
見つけると、疑問が生じ、
「なぜ魚を届けに行ったの?」「与吉じいさが、猟師をやめても、栄養をとって...」
などと、自然と話し合いが始まる場面も見られた。

浜松授業研究の会予定    

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