トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

新築・中古

2017-06-20 | 小父のお隣さん
 突端台地の刈り払いを実施中に、ネザサのひこばえの中にソフトボール大の笹やススキの葉で作った丸い巣を見つけた。気が付いた時には刈り刃が下部から刈り取ってしまって、巣は転がってしまった。ウグイスなどの小鳥の巣と思ったので、慌てて中の卵や雛を確認したけれど空っぽだった。

 悪い事をしてしまったと思いつつ、刈り残した部分に落ち着かせ刈り払い続行する。昨年は刈らずに残したススキが大株になり猪の隠れ場所にもなりうるから刈り払い始めたら、そこにも球形の巣らしきものがあるではないか。これはススキの大株の中心部だったから小鳥の巣とは思わず、カヤネズミの巣と直感した。カヤネズミの巣なら小生は初めて実物を見た事になる。

 昨季、周辺にススキの株を残してきたのはカヤネズミの生息地だった過去を知っているからで、他方、傾斜面などにススキの群落を作ってしまえば刈り取る範囲が少なくなると言う、なんとも横着な考えからだったのだ。その結果、ススキの大株が増え、見通しが悪くなり猪のお休みどころを提供する環境にも近づいたから半数は刈り取り調整した。

 今回の刈り取りも調整の意味があったのだが、まさか実際に巣作りしてくれるとは思ってもみない事であった。結論として、最初の緑色の巣も小鳥でなくカヤネズミではないかと思い至ったけれど、何時もの勝手解釈で真実は藪の中だ。

         新築小鳥の巣?        中古カヤネズミの巣?