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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥水池の草抜き

2017-06-07 | 水辺環境の保全
 池の中の除草は草刈り機では「草刈り真っ青」で「いいおとこ台無し」になり取り除きたい草の台は残ってしまうので、「急がば回れ」の手抜きに勝る方法はない。つまり手抜きは出来ない作業なのである。
 これが青田の草取りと異なり、しっかりと根株を張った植物の抜き取りなので楽ではない。どちらにしても簡易的かつ容易な方法など無く泥まみれになりながら四つ這い作業だ。

 草抜きをしつつ田の草取りの記憶が蘇える。泥水の中は見えないけれど指先が掻き取る植物体を察知する。水平螺旋運動をさせながら掻き集めるのがコツで、これは身体が覚えている。とはいっても、この仕草は仕上げの時くらいで葦やカサスゲなどは「うんとこしょ、どっこいしょ」と引き抜かねばならない。


 童話ではお助けが入るが、小生にはトンボが様子見、やぶ蚊と蚋は「頂きます」で寄ってくるだけで、まあ、お邪魔虫この上なし、無視も出来ない不快感…。それでもやるのは「これがお爺の生きる道」で「それでいいのか?」との暗闇からの声は全く無い。

  泥水池3 ➡ 

           泥水池2 ➡  

                   泥水池4  ➡  

長ーい発芽までの時間

2017-06-07 | 今日は真面目に
 4月19日に播種したキジョラン、イガホウズキ、ネズニウリ。なかなか発芽せず「全滅か」と思い始めた5月下旬にようやく発芽が見られた。
 そこで蘇えった記憶は「キジョランの発芽までには時間を要した」過去の出来事で、発芽断念した頃に萌芽していた様な朧な記憶がよみがえってきた。
 キジョランは双葉の状態だが、イガホウズキとネズミウリは本葉が見えたので養成ポットに植えかえる。この用土にカブトムシの蓄養槽から残渣を堆肥として混入したかったが、まだ蛹化もしておらず断念し堆肥混入せぬ用土になった。

 キジョランはアサギマダラの食草に、イガホウズキは小生の大好物の草の実で、細々ととは言え、作り続けている。
 暑い最中の畑の草取り中、畝の間に抜き取りされる事無く残されたイガホウズキの果実を口にするのはこの上ないご馳走だった。それが未だに尾を引いて執着している果実である。
 宿根草なので株は残るが衰退もする。よって熟した果実から播種用の実を分けねばならず、昨年は一個も口に出来なかった。もう「今年こそは」である。

 ネズミウリは色や模様がおチビちゃんに喜ばれそうなので、知人のIさんが譲ってくれた種子だ。拠点のキッチン周りに植え果実が稔れば「おままごと」も賑わうだろう。

  キジョランの発芽    イガホウズキの発芽

        キジョラン植え替え   イガホウズキ植え替え、右2列が2日早い
 キジョランのポット、表面の灰白色の物体は牡蠣化石層を採取し粉砕したものである。用土に混入できなかったから表面に撒いた。キジョランが好む土壌は石灰岩質と知り、定植体にはマルチングしたが養成時には初めての試みである。 
 何時もの事だけれど、植え替えを行うと成長が早い。イガホウズキの植え替えは1回で済まなかったが、早いポットと遅いポットでは成長の差が顕著である。イガホウズキのポット写真で右より3列目の2ポットはネズミウリだ。