ササユリの開花する季節になったが、昨年の開花株は全て盗掘された事もあり、今年の蕾は確認できた株、一桁台だがすべてを摘蕾した。
こんな事を続けていると種子を作る事が出来ず株も寿命を迎えてしまう。目立たない場所での開花株を人工授粉させ種子を得ようとしても採種できるまでに消える株も出てくる。結実し大きくなっていく鞘は結構目立つからである。
写真の株は駐車場の崖に育った株なのだが、目の高さに生えた事もあり、蕾も小さいうちに摘蕾を続けていた。でもそれでは衰退に歯止めを掛けられない。そこで昨年の晩秋に掘り取り庭に移した株である。
見染めてから五年生にはなっていると記憶するが、初めての開花で雨に濡れそぼった姿は可憐で美しい。
これでササユリは採種できる可能性が高まったが危機管理上、一本だけでは心もと無い。不本意ではあるものの摘蕾した株の内、目に留まりやすい場所から、もう一本ほど移植しておこうと思っている。
こんな行為は盗掘者、山荒氏と同類な行為になるのだが種子を送り込むシステムが途絶えぬためにはやむを得ぬ。
今季はヤマユリの確認はできなかった。結実株から採り蒔きし開花するまでに育っても、開花後数日で消えていくサイクルを何度繰り返した事か…。郷里で生活をしていた頃、身近に普通にあった動植物が、現在では種を維持するのさえ困難になっている現実が理解できない小生だ。
こんな事を続けていると種子を作る事が出来ず株も寿命を迎えてしまう。目立たない場所での開花株を人工授粉させ種子を得ようとしても採種できるまでに消える株も出てくる。結実し大きくなっていく鞘は結構目立つからである。
写真の株は駐車場の崖に育った株なのだが、目の高さに生えた事もあり、蕾も小さいうちに摘蕾を続けていた。でもそれでは衰退に歯止めを掛けられない。そこで昨年の晩秋に掘り取り庭に移した株である。
見染めてから五年生にはなっていると記憶するが、初めての開花で雨に濡れそぼった姿は可憐で美しい。
これでササユリは採種できる可能性が高まったが危機管理上、一本だけでは心もと無い。不本意ではあるものの摘蕾した株の内、目に留まりやすい場所から、もう一本ほど移植しておこうと思っている。
こんな行為は盗掘者、山荒氏と同類な行為になるのだが種子を送り込むシステムが途絶えぬためにはやむを得ぬ。
今季はヤマユリの確認はできなかった。結実株から採り蒔きし開花するまでに育っても、開花後数日で消えていくサイクルを何度繰り返した事か…。郷里で生活をしていた頃、身近に普通にあった動植物が、現在では種を維持するのさえ困難になっている現実が理解できない小生だ。