トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

台地の刈り払い

2017-06-03 | 今日は真面目に
 建築廃材を埋め立てて台地となった平坦部の刈り払いを実施。元は真竹林だったが、草本や木本が育ち、既に昔の面影はない。
 被覆土が薄くて乾燥しやすく、植樹しても根着き難く枯れやすかった場所なのだが、ようやく草勢に勢いが見え裸地が無くなってきた。その分、適宜刈り払いを続けないと草薮状態になってしまう。それだけ表土の状態が向上してきた事と言えるだろう。

 バッタ類の食草やカヤネズミの住居になるかと、昨年芽生えたススキを刈り残して置いたら、今期は大きくなり過ぎて猪の隠れ場所になりかねない様子だったので半数株を刈り払った。若く柔らかい葉が提供できるように刈り払い専用株で維持したい。

 ヒメジョオン、ハルジオン、クローバ、などは残しつつ、ノイバラ、ヤブジラミ、オニアザミ、カナムグラ、カラスノエンドウ等々、棘を持つ植物や席巻して迷惑を被る草本を中心に刈りはらった。全草刈り払いではないので刈り痕が「スッキリ爽快」と言う訳にはいかないものの、刈り払い対象や刈り払い方法などはビジョンと密接にかかわっているが、植生の現実を見つつフイードバックも必要だ。

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あのブドウは酸っぱいブドウだ…

2017-06-03 | 感じるままの回り道
 フイールド駐車場に蝶が落ちていた。既に後翅は蟻が土を盛り始めて隠れている。翅の模様が気になり手に取って見たのだが、どうしてもアゲハに見えない。小生に識別する能力が無くても「ゴマダラ、ゴマダラ」とささやく声がする様なのだ。

 何時ものごとく撮影し図鑑対照したものの、いつも通り判別できず。でもやっぱりアゲハには見えず、ゴマダラとも言えず、結論は「傷みが激しく判別不能」で落ちついた。今回の様に、わざわざ手に取って観察したのに頓挫してしまうと「無縁仏」に入れたような胸にさざ波が生じてくる。

*麦秋・竹の秋

2017-06-03 | 旅行記
          麦秋や節子かさなる車窓かな

          新幹線スライド額絵初夏の巻

          蒼パネル耕地侵してウザイ初夏

          どこまでも苔玉盛ったる郷の山

          蒼き山迫り瞬時に闇に顔

          早苗田と薮田モザイク走り梅雨

          麦刈りや早苗田に雲葉にも蜘蛛

          麦の秋車窓は飛んで青田なり

          麦の秋青田のはては竹の秋