ここ5年ほど使い続けてきた電子手帳「シャープ液晶ペンコム」が故障した。
電池を入れ直してもリセットスイッチを押しても液晶画面にはなーんにも表示されなくなってしまったのだ。
もう随分古くなったものだから「新しいのを買おうかな」と思って仕事の合間に梅田にあるヨドバシカメラへ立ち寄った。
ここならなんでもあるだろうと思ったからだ。
「シャープの液晶ペンコム」という商品は複雑なネットワーク機能はないものの、住所録、電子辞書、スケジュール管理、電卓、手書きメモなど便利な機能が装備されている優れものだ。
これらの機能が胸ポケットに納まるくらいの大きさのメモ帳サイズなのでとても重宝した。
電子辞書も和英に英和、国語辞典に漢字辞典と一通りは装備していたのでビジネス文書の作成にも役立った。
不便な点をあえて述べれば入力作業が面倒だったということか。
「液晶」の名前の通り、この小さなマシンにはキーボードを装備されていなかった。だからゴルフのスコア記入用鉛筆程度の大きさの小さな入力ペンを使わねばならなかったことが不便だったのだ。
で、ヨドバシカメラを訪れて愕然とした。
この手の安物PDAは姿を消し、PDA売り場は電子辞書で溢れていたのだ。
もちろんこれらは「辞書」なので、住所録機能もメモ機能もついていない。
辞書の機能はさすがに専用機だけに、小さなボディに辞書5冊分程度は当たり前。凄いのになると20冊も30冊も内蔵し、おまけにTOEICのレッスンまでできるものが売られていた。
でも私は辞書は欲しくない。欲しいのは電子手帳。
肝心の電子手帳PDAはシャープのザウルスが2機種。
東芝が1機種。
ソニーのクリオが1機種。
いずれも価格は4万円以上。
中古のノートPCが買える金額なので、買う気がまったく起こらなかった。
もしかして住所録機能やスケジュール機能は携帯電話に搭載されているから必要ないのだろうか。そして辞書機能は専用辞書を買えということなのか。
液晶ペンコムの買い代え機種を見つけることはついにできなかった。
PDAという名の電子手帳は「サンスターのスパイ手帳」よろしく世の中から消え去る運命にあるようだ。
そういえば、電子手帳の主な利用者が、私のような「スパイ手帳」世代であることを考えると、なんとなく納得できるような気もするのだった。
電池を入れ直してもリセットスイッチを押しても液晶画面にはなーんにも表示されなくなってしまったのだ。
もう随分古くなったものだから「新しいのを買おうかな」と思って仕事の合間に梅田にあるヨドバシカメラへ立ち寄った。
ここならなんでもあるだろうと思ったからだ。
「シャープの液晶ペンコム」という商品は複雑なネットワーク機能はないものの、住所録、電子辞書、スケジュール管理、電卓、手書きメモなど便利な機能が装備されている優れものだ。
これらの機能が胸ポケットに納まるくらいの大きさのメモ帳サイズなのでとても重宝した。
電子辞書も和英に英和、国語辞典に漢字辞典と一通りは装備していたのでビジネス文書の作成にも役立った。
不便な点をあえて述べれば入力作業が面倒だったということか。
「液晶」の名前の通り、この小さなマシンにはキーボードを装備されていなかった。だからゴルフのスコア記入用鉛筆程度の大きさの小さな入力ペンを使わねばならなかったことが不便だったのだ。
で、ヨドバシカメラを訪れて愕然とした。
この手の安物PDAは姿を消し、PDA売り場は電子辞書で溢れていたのだ。
もちろんこれらは「辞書」なので、住所録機能もメモ機能もついていない。
辞書の機能はさすがに専用機だけに、小さなボディに辞書5冊分程度は当たり前。凄いのになると20冊も30冊も内蔵し、おまけにTOEICのレッスンまでできるものが売られていた。
でも私は辞書は欲しくない。欲しいのは電子手帳。
肝心の電子手帳PDAはシャープのザウルスが2機種。
東芝が1機種。
ソニーのクリオが1機種。
いずれも価格は4万円以上。
中古のノートPCが買える金額なので、買う気がまったく起こらなかった。
もしかして住所録機能やスケジュール機能は携帯電話に搭載されているから必要ないのだろうか。そして辞書機能は専用辞書を買えということなのか。
液晶ペンコムの買い代え機種を見つけることはついにできなかった。
PDAという名の電子手帳は「サンスターのスパイ手帳」よろしく世の中から消え去る運命にあるようだ。
そういえば、電子手帳の主な利用者が、私のような「スパイ手帳」世代であることを考えると、なんとなく納得できるような気もするのだった。
スパイ手帳!なんと懐かしい響き!もったいなくて使えなかった溶ける紙とか、汗ですぐとれてしまう変身用のヒゲ、みんながもっているからほぼ意味のない暗号ペン・・・。
男の子は不思議なモノにコーフンしておったのですなあ。
因みに「スパイ手帳」でググってみるとあるわあるわ。同年代と思しき連中がブログにUPしております。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~ita/1123/spy.htm
ホント、再発売したら絶対売れまっせ、我々おっさん世代に。
確かに大人向けに「スパイ手帳 シニア」とかいう名称で年末に売り出したら売れまっせ、これ。
得意先の大手文具商社のオッサンの話によると「国内の手帳メーカーは淘汰されたり止めたりしたので、今残っているところはダイヤリーブームに大もうけしてる」とのこと。
そこで大人向けスパイ手帳を発売したら受けること請け合い。
溶ける紙を大量に付属させて、そこへ個人情報や談合情報、裏金情報を記入しておくと、いざというとき「トイレにポイッ!」で証拠隠滅完了!
建築業界に売れるかも。マジ。