とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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和泉の国JazzStreetはかなり良かった

2008年09月29日 22時24分57秒 | 音楽・演劇・演芸
大阪府和泉市といえば堺市なのか岸和田市なのかわからない中途半端な大阪南部のレジデンシャルエリアだ。
この和泉市の特徴はそこそこ面積が大きいにも関わらず大阪湾に面していないことで、工業地帯がない。
したがって税収が......少ない。

その税収の少ない和泉市が数年前に巨費を投じて建設したのが泉北高速鉄道和泉中央駅前にある和泉シティプラザだ。

ちょっとした中ホールやコンベンションスペース、市立の図書館などが整備されており、なかなかのもの。
しかし他府県や隣町から来た人びとにとっては、この場所も泉北ニュータウンの1画に位置するために「あ、堺市の施設ね」と勘違いされ、将来は大阪府堺市和泉区になるのかもわからない。

そんなこんなを書いていると和泉市の市民の皆さんに叱られそうなので、やめにするが、そんな和泉市がこんな素敵なイベントを開いているとは知らなかった。

和泉の国 Jazz Street

私の会社に勤めるTくんがメンバーのビッグバンドも出演するとあって、いざ行かん!
昨日の日曜日にカメラを持って出かけたのだった。
しかし、音楽のイベントなのでよくよく考えてみるとカメラよりもビデオカメラやデンスケ(古い)のような録音機を持って行く方が正しかった、と後で気付いたがすでに遅かった。
でも彼のバンドをはじめ、数々のジャズバンド(中にはとてもジャズと言えないグループもあるにはあったが)を楽しむことが出来たのであった。

しかも無料で。

Tくんの所属するバンドは30年以上も歴史を持つバンドだそうだが、なかなかなもんであった。
数年前に公開され大ヒットした「スウィング・ガールズ」のバンド何ぞ話にならないくらい陽気にスウィングしていたのであった。
他バンドのコピーが多いのが気にかかったが、きっと普通にはオリジナル曲何ぞも持っているのだろう。

演奏された曲の中でも私は「オースティン・パワーズのテーマ」が大好きで、誰か客が踊っていないかと確認したのだが、私も含めて客のノリはあまり良くなく「サイケデリック」に無茶をしているヤツは一人もいなかった。

ともかく、毎年春に開催しているFM COCOLO主催のビッグリバージャズフェスタよりは、良かったような気がする。

駐車場も安かったし。

なお、和泉市では毎年10月に「和泉商工フェスタ」という手作り祭りが池上曽根遺跡で繰り広げられているが、こっちはJazzStreetほどおしゃれではない。