とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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堂島フォーラム_レゴ展(5)

2008年09月10日 06時33分39秒 | 旅(海外・国内)
このレゴ展の最大の特徴は場内写真が取り放題であったことだ。
だからどの人もあの人も、レゴのオブジェにデジカメや携帯電話のカメラを向けて撮りまくっていた。

普通の展示会や展覧会の場合、写真撮影厳禁が一般的。
ところがスポンサーのご好意かどうかは知らないが、「一部の作品を除いて」写真撮影はフリーだったのだ。

写真撮影禁止の展示物にはカメラに「×」印の入ったサインが表示されていた。

この写真撮影禁止のオブジェは世界遺産とはなんの関係もないものであった。
様々なアーティストがそれぞれの個性を駆使して造形した「アート」が写真撮影禁止対象のレゴオブジェだった。
「アート」
なんとなく場違いな感じがしないでもない。
このアートは世界遺産のオブジェと比較して明らかに人気がなかった。
「撮影禁止」
なんてわざわざ書かなくても、一般人の私たちからすると撮影対象としての魅力はかなりダウンなのであった。

もしかするとレゴの魅力は現実に存在する物を再現し、微妙にデフォルメされた感覚にあるのかもわからない。
だから、もともとなにがなんだかわからない物をレゴで作ったところで、それは他の一般的なオブジェと一緒で面白みに欠けるのだろう。

そんなこんなで、私も遠慮なく持参のデジカメで写しまくったのだった。
しかし場内が薄暗いので写った写真はブレまくり。
良い写真が写せたと思ったら、知らないオッサンのはげ頭がオブジェの向こうに写っている。
場内大混雑だったので、撮りにくいことこの上ない。
それでも数々の写真を撮影させていただたのであった。

レゴで作られた世界遺産。
これらを今改めてその時に写しまくったデジカメの写真で見ていると、そこにはドラマが繰り広げられていることがわかる。
鉄道模型のジオラマに見られるようなリアルさを追求したドラマではなく、レゴという玩具で生み出された人形劇に似たドラマの世界が広がっているのだ。

たった300円の入場料で、これだけ楽しめるイベントはそうざらにない。

会場を出ると堂島リバーフォーラムの中庭の噴水でガキ共がびしょびしょになりながら遊んでいた。
天気はカラッと晴れていた。
八月の終わり。
なんとなく秋めいて来ているな、と思うしりから汗がジト~と滲んできた。
まだまだ暑い夏休み最後の日曜日なのであった。

わたしゃ夏休みは関係ないですけど。